エース青柳孤高のマウンド

〈5/6 中日 1x-0 阪神(バンテリンドーム)〉

勝:大野雄
敗:青柳

延長10回裏、一死満塁。
8番石川が叩きつけた打球は青柳さんの伸ばしたグラブの上を越え、センターへ抜けていった。
三塁走者がホームベースを踏むより早く青柳さんはベンチへと歩を進めた。
ベンチのメンバーから労をねぎらわれても、その表情は固くこわばっていた。福原コーチが声をかけにいったが愛想笑いをほんの少し浮かべただけで、目は合わせられなかった。
誰とも話したくないのだ。
この様子を見ていたら泣けてきた。

もちろん青柳さんが悪いなどと言う人はいないだろう。
だが、青柳さんは「10回も任せてもらえたのに簡単にサヨナラをくらって情けない」と言う。
結果が全ての世界で生きるプロの言葉だ。

だからって青柳さんの今日の素晴らしいピッチングや、信頼が消えてしまうことはない。
そして、あんなに頑張ってんのに打てなかった打線への恨みも消えない。(矛先)
どうやって罵ってやろうかめちゃめちゃ今考えながら、カンカンカンカンキーボードを叩いている。このキーボードだって打線が打ってりゃこんなに打たれることはなかったのだ。
完全試合を阻止した佐藤輝明以外は、全員ホテルまで走って帰れと言いたい。青柳さんの荷物全部持ってな。青柳さんに箸より重いもん持たせんなよ。おい矢野監督!あんたもだ。
だいたい、2019年にも同じ相手に同じ場所でノーノーをくらっているのを忘れたとは言わせない。
今まで一体何やってたんだ。キー!

青柳さんは9回まで2安打無失点。繰り返しになるけど本当にすごいピッチングだったんだよ。そりゃ無安打だった大野もすごいが阪神打線相手だからね。

なにこの虚しさ。
大反省会をして、明日、勝つように。

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