火垂るの墓の著者 野坂昭如さんの晩年の原稿

「火垂るの墓」をテレビや小説、DVDでご覧になった方も多いのではないでしょうか。14歳の清太と4歳の妹・節子が終戦前後の世の中を必死に生きようとした姿は、著者の野坂昭如さんの神戸空襲の実体験が題材とされています。

神戸では、1945年の①3月17日②5月11日③6月5日に大空襲が。小規模のものを含めると、アメリカ軍の神戸への無差別爆撃は、100回以上に上りました。その爆弾の多くは、日本の木造家屋を燃やすための焼夷弾で、神戸の市街地の8割が焼失。正確な死者数は分かっていませんが、神戸で8000人が亡くなったと推定されています。

ことしで戦後75年。私は5年前、戦後70年の年に神戸空襲の特別番組を制作しました。戦後80年、90年と年月が経っていけば、当時の経験者から話を聞くことは難しくなります。そこで、炎に包まれた神戸の「炎の証言」を記録し、次の世代へ残そうという趣旨からです。

1945年3月17日の空襲当時、お母さんのお腹の中にいた中田政子さん。空襲でお姉さんを亡くされています。現在は代表を退かれていますが、5年前は、市民団体「神戸空襲を記録する会」の代表として、お母さんの思いを代弁し続けてきました。

75年前、妊婦だった中田さんのお母さん 三木谷君子さんは、神戸市兵庫区で1歳10カ月だった娘の弘子ちゃんを背負って逃げ回っていました。ここなら大丈夫と大和田橋の下に逃げ込みましたが…。

川には焼夷弾の油が表面に浮かび、水と火が風を呼び、橋の下の全員が炎に巻き込まれました。お母さんが気付いた時には、上に多くの人が乗っかかり下敷きの状態になっていました。よく見たら、上の人はみんな焼け焦げていたそうです。体に覆いかぶさった遺体をかき分け、変わり果てた娘の弘子ちゃんを見つけました。両手両足も全部焼けただれて、子どもを抱きしめることもできず、念仏をとなえるしかできませんでした。


お母さん自身も空襲で手足に重度のやけどを負い、医師からはお腹の子どもは諦めるように言われていましたが、終戦から3週間後に次女の政子さんが生まれたのです。
阪神淡路大震災の50年前に、このような悲惨な出来事が神戸で起きていたということを若い人たちは知っているのでしょうか?私自身、これだけしっかりと多くの方から戦争体験をうかがうことは初めてのことでした。

3月17日の空襲では神戸の西側が焼かれ、5月11日には当時飛行機を製造していた東灘区の川西航空機甲南製作所周辺が。6月5日には、神戸の東側と焼け残った須磨区を中心に焼夷弾が落とされました。この6月5日の空襲をもとに描かれたのが、作家 野坂昭如さんの短編小説「火垂るの墓」です。

神戸市東灘区の阪神石屋川駅近くで暮らしていた野坂さん。空襲で養父を、栄養失調で妹を亡くしました。サンテレビのアーカイブ映像では、1975年の野坂さんのインタビューの様子が保管されています。


「今の方たちにとにかくぼやきでもね、つぶやきでも、愚痴でもいいと思うんだけど、つぶやき続けるしか手がない。若者たちには、また年寄りの苦労話が始まったと言われるけど、僕らの両親はつぶやき続けていましたね。同じように僕らもあれを特別なことだと思わないならば、つぶやき続けるべきだと思うんですよ

私は、2015年7月、野坂昭如に「若い人たちへのメッセージ」をテーマに原稿の執筆を依頼。野坂さんは、2003年に脳梗塞を患い、当時リハビリ中でした。右半身がまひしている野坂さんの言葉を妻の暘子さんが聞き取り、原稿用紙に代筆してくれました。

「戦争の記憶も空襲の恐怖も風化してしまった。だが、気づけば今の日本、すぐそこに戦争が近づいている。いや戦争が近づくというより、日本は自ら戦争を迎え入れようとしている。
いつ戦争に巻き込まれてもおかしくない状態、しかし世間は他人事。若者よ、大人に騙されるな。」

「今度日本が戦争をしたら、日本は滅びる」という強いメッセージを私たちに伝えてくださりました。放送では、このメッセージの全文を紹介しています。この番組は、2015年8月9日に放送しましたが、野坂さんは、放送の4カ月後の12月9日に85歳でこの世を去りました。まさに私の手元にある原稿は、野坂さんの晩年のメッセージとなったのです。

この番組をもう1度放送できる機会がないかと…。放送から5年後、サンテレビの報道アーカイブスという番組枠で再放送されることになりました。新潮社からも許可をいただき、「火垂るの墓」のアニメも一部使用させていただいております。先日、野坂暘子さんよりお手紙を頂戴しました。

「野坂の熱いメッセージが1人でも多くの方に届きますように」と。

これは偶然ですが、5年前に放送した日時、曜日が全く同じ時間に再放送が決まりました。この日は長崎原爆投下75年の日です。

8月9日(日)午後8時~ 再放送。報道アーカイブス「炎の証言」をぜひご覧いただけたらと思います。

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ゲストサニーさんに緊急事態!?放送の舞台裏

無事に放送された6月2日(火)の4時!キャッチ。しかし、この日はゲストのある行動で現場は騒然となった。その様子は放送を見ているだけでは全く分からない。私は井戸兵庫県知事との中継のためその場にはいなかったため、会社に戻ってからその事実を知った。
 
渦中のゲストは、4時!キャッチ火曜日レギュラーのインド人「サニー・フランシス」さん。私の中では、TBSの「ここがヘンだよ日本人」で歯に衣着せぬ言動の熱いイメージがいまだに強い。そんなサニーさんは、サンテレビに来ると、周りを笑かせようと必ずボケてくる。スタッフが考えたプロフィールには「三振かホームラン」と記入されるほどだ。

放送では、「おっ!散歩」という商店街をミサイルマンの西代さんと女と男の市川さんのおっさん2人が街ブラするコーナーがある。コロナ禍であることから、過去に放送した神戸市長田区の長田神社前商店街の映像が放送された。その映像が流れる中、サニーさんがある行動をとった。それがこちら。

この写真は、番組終了間際に本人が再現した様子だ。サニーさんは、特集の映像が流れている間、この状態でしばらくの間無言で静止。写真を拡大してみると。

スタジオには3つのカメラがあり、このうち1台はサニーさんだけの姿を映し、映像を切り替えるスイッチャーやディレクターたちは別のカメラでこの写真のような画面を目にすることになる。視聴者の皆さんが見ている放送画面は収録した「おっ!散歩」の特集映像が流れている一方で、スタッフたちは、この写真のような画面が見えて現場は騒然となった。

サニーさんの体調が悪い!

時期はコロナ禍。誰もがそう思った。プロデューサーがサブという副調整室を飛び出して、走ってスタジオに駆けつける。横にいる弘松さんもその様子に気づくが、声を出すとその声は放送に乗ってしまう…。でもなんとか乗り越えられそうな雰囲気だ。サニーさんは体調が悪い中、なんとかプロ根性でこの放送を乗りきろうとしている!弘松さんはそう思っていたそうだ。その時の実際の表情がこちら。

いかにも心配している様子がうかがえる。その当時、スタッフみんながこんな心境で放送を続けていたことがうかがえる。でも、実は…。このうつむき行動は体調不良ではなく、なんとサニーさんのボケ行動の1つだった。「おっ!散歩」の特集では、長田神社商店街にある和菓子屋 餅屋大西さんのフライ饅頭が紹介されていた。

サニーさん…。どうやらフライ饅頭を頭で表現しようとしたとのこと。番組の終わりに、「ボケたけどみんな拾ってくれなかった」とコメント。そりゃ気づくわけない…。きっとサニーさんのラジオの相方さんはこのような難題を日々試されていることであろう。


こちらが、この日の放送のラストカット。謝罪会見ではない。その画面の様子は、まさに日が照っている「sunny(サニー)」な光景だった。

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4時!キャッチ 5月11日(月)から通常放送

サンテレビでは、感染防止対策として「4時!キャッチ」を制作する社会情報部を2班体制にして放送を継続してきたため、4月20日より放送時間を25分に短縮してお伝えしてきました。今後もしばらくの間、2班体制を継続しますが、通常放送ができるスタッフ態勢が整いましたので、5月11日(月)より通常放送(午後4時~4時55分)に戻します。

5月11日(月)は、世界的建築家・安藤忠雄さんが生出演され、医療従事者へのメッセージをお話しいただきます。また、12日(火)は、兵庫県の井戸敏三知事と生中継を結び、兵庫の現状や自粛・休業要請の出口戦略、医療体制、学校の再開などについてうかがいます。また、新型コロナウイルスに関する生活情報や地域の話題を伝える新コーナー「#みんなで乗り越えよう」を11日からスタートします。
少しでも情報をお届けできるように努めますので、今後とも4時!キャッチをどうぞよろしくお願いいたします。

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4時!キャッチ 放送時間短縮のお知らせ

【サンテレビからのお知らせ】

サンテレビジョンでは、新型コロナウイルスの感染拡大防止策のひとつとして、番組制作部門を複数班に分ける業務体制に入りました。これに伴い、4月20日(月)から当面の間、情報スタジアム「4時!キャッチ」を午後4時から同4時30分までの短縮バージョンで放送します。今後、さらに感染防止策を徹底するとともに、兵庫県の地元テレビ局として放送を安定的に継続し、視聴者のみなさんに、ニュースや情報をお伝えする所存です。

サンテレビでも、正面玄関での検温、マスク着用、時差出勤、窓を開ける、テレワークなど、様々な対策をしています。私は個人的な判断で2月ごろから公共交通機関を控えています。報道部は、すでに先月から班分けをして、分散して行動していますが、来週から4時!キャッチの制作を担当する社会情報部のスタッフも2班に分散し、原則他の班と接触しないように行動します。
神戸では、行政、病院、警察でも感染者が出ている状態で、私たちにも感染のリスクが身近に迫っています。現状では、1人感染すると全員が自宅待機になり、長期間、番組を休止せざるをえません。もともと限られた人数で34年ぶりの帯(月~金)の情報番組をスタートしたこともあり、片方の班だけで55分を放送することは難しく、サンテレビは、感染防止策を施しながら放送を継続するために時間を25分短縮する判断をしました。ニュースは変わらずに放送します。
今後、社会情報部員も報道部の応援に回らないといけない日が来るかもしれません。短縮は「当面の間」となっていますが、態勢を整えて通常放送できるように努めますので、ご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

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熊本地震からあすで4年 もし今地震が起きたら?

※こちらのブログの内容は、4月7日(火)に4時!キャッチにて特集を放送する予定でしたが、緊急事態宣言によって延期となりました。街頭インタビューに答えていただいた方にも4月7日放送予定とお伝えいたしましたが、少し先に変更なりそうですので、ご了承ください。

熊本地震(前震:2016年4月14日 本震4月16日)からあすで4年を迎えます。新型コロナウイルスの感染が拡大する中、もし、今地震が起きたら私たちはどこに逃げればいいのでしょうか?指定避難場所になっている学校や公民館などは、まさに密閉、密集、密接の3密。地震に限らず、これから集中豪雨や台風の時期を迎えます。そこで、もし避難をしなければいけない場合、気をつけるべきことについて医師と防災の専門家に話を聞きました。

兵庫県の感染症対策を担当する兵庫県医師会副会長 足立光平医師は、体育館雑魚寝方式からいかに個別にしっかりと健康管理ができるか、そして、介護が必要な要介護者を他の場所に移すことができるかを課題に挙げました。

Q.今の状況で学校の体育館などへの避難は

「以前から言われていたことですが、雑魚寝状態は危険。今までも胃腸炎とかインフルエンザが流行ってきた経過があるので、そこをいかに防いでいくかは避難所管理では1番問われていることです。ダンボールベッドなど、できるだけ仕切りをつくって、少なくとも個別の家庭ごとに仕分けするようなプライベート保護と感染症の保護など、こういう時だからこそ非常に問われていると思います」

足立医師は、食事がとれてライフラインもカバーできるのであれば、在宅避難も選択肢の1つであると指摘します。

Q自宅にいられる場合はいた方がいいのでしょうか

「今はなんでもかんでも避難所ということではなくて、家にいることが可能な人はいてもいいんじゃないかという方向になっています。また、熊本地震で見られたように車の中で分散しておられるのは、家族を守るという点ではいい。一方で、エコノミークラス症候群と言って、足の静脈瘤がふさがる(血栓ができる)病気が起こりますので、そういった点を注意されればある程度可能ではないかと思います。避難を分散して、感染のリスクを分散していく。避難所の中でも隔離室を設けて、隔離してコントロールしていく。あるいは病院に搬送して送るので、今改めて問われているということではない。」

足立医師は、余震が何度も起きる熊本地震のように、自宅にとどまることがかえって危険な場合もあるので注意が必要だと指摘していました。確かに、熊本地震では震度7が2回、震度6強が2回、震度6弱が3回と連続して大きな地震が発生した熊本地震のようなケースは家屋の倒壊や土砂災害の危険性があるため、自宅が安全かどうかを見極める必要があります。


また、神戸大学名誉教授で、兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科長 室崎益輝教授は、「在宅避難」と「テント避難」を軸とした避難形態に切り替え、3段階の構えが必要だと訴えます。

室崎教授
「軽症の人は家の中にいてくれというのとよく似ていて、全体を収容する絶対量が足りないので、既存のストックを使わざるをえないということです。」

①在宅避難
少し手入れをすれば住めるようにして在宅避難を原則にし、使える住宅は使うこと。自宅避難だと物資・情報が届かないことがあるので、それに対するサポート体制をつくること。
②公共施設、民間施設を避難所に
ホテルなど様々な施設、公共施設を提供してもらい、隔離型の避難所をつくること。
③テント避難
それでも収容しきれない人は屋外テントの避難村をつくって受け入れること。

Q.今の状況で学校の体育館などへの避難は

危ないですね。人数を少なくして巨大な体育館に10人だけだったらいいですよ。だけど、それはできないわけなので。窓を開けて密度を下げるということですね。阪神・淡路大震災の時には、インフルエンザが流行って、すべてがウイルスによるものか分からないが呼吸器系の病気で約300人の方が亡くなりました。避難所が体育館や公民館というのは日本の常識であって世界の常識ではない!

Q.日本ではテントをあまり備えていないのではないでしょうか

「だから今から備えないといけない。熊本地震の時は、アルピニストの野口健さんがテントを提供し、たくさん並びましたよね。だからキャンプ用のテントはそこそこあるのかなと。イタリアでは膨大なテントを備蓄しているのですぐにでも被災者と同じ数のテント村をつくることができます。」

Q.自宅が安全かどうかはどのように判断すればいいですか

応急危険度判定というのがあって今本当に安全かどうか、修理をして住めるかどうかを判断して簡易な修理をすぐにやる。スピーディーに、その日のうちに応急危険度判定を。3日くらいでやらなければならないのに、今ずるずるいい加減にやっているので。建築の専門家が来るのを待っていたら間に合わないので、地域のコミュニティーの中で判断できる診断員を養成しとかなければいけないですね。そんなに難しいことではない。」

足立医師も室崎教授も、自宅が可能であれば在宅避難を選択肢の1つに挙げています。Stay Home(家にいて命を守ろう)というのは、災害でもコロナ対策でも共通している点ではないでしょうか。ただ、家が被害にあうことや、津波・水害・火災・土砂崩れのようにすぐに家を離れて指定避難場所に向かわなければいけないことも想定されます。気をつけなければいけないことは、体育館や公民館など、換気の悪い場所に大勢の人が集まってしまわないようにすることです。3月下旬に神戸・三宮で行った街頭インタビューで、「災害が起きたら、逃げることに必死でコロナのことを忘れてしまいそう」と話した方がいました。もしかしたら大勢の方が無我夢中になり、コロナのことが頭から離れてしまって避難場所に押し掛けるかもしれません。不幸にも災害にあい、もしそのような状況下に置かれたら、行政の対応を待つのではなく、率先して「距離を保とう!」と声を出すこと、そして、高齢者や体が不自由な方を分散させるよう心掛けなければいけないと考えます。
ちなみに私は新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに家族が避難できるキャンプ用のテントを買いました。

サンテレビ社会情報部キャスター 藤岡勇貴(防災士)

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キャッチリニューアル

4時!キャッチも新年度リニューアルしました。木内アナウンサーが月曜・金曜のキャスターに。そして、この春サンテレビに入社した朝田アナウンサー、吉本アナウンサーがメンバーに加わりました!

出会いと別れの季節の春。サンテレビのレジェンド谷口アナウンサーと、中継・ニュースと番組を支えてくれた松浦アナウンサーが退職されました。子どものころ、サンテレビの野球中継を見て育った1人として、サンテレビで谷口さんの名実況を聞けないのはとても寂しいです。これまで本当にありがとうございました。松浦アナウンサーは、愛媛で活躍していますので、ぜひとも応援よろしくお願いします!

そして、キャスターでは、「午後キュン」から4年間番組を支えてくれた三船美佳さん。「ニュースPORT」時代から8年間、コメンテーターとしてお世話になった神戸新聞社特別編集委員兼論説顧問 林芳樹さんもキャッチを卒業されました。

リポーターのぞみちゃん、ゲストの花*花のおふたり、長谷川穂積さん、工藤めぐみさん、マック鈴木さんも卒業。番組を支えていただいた皆さまに感謝申し上げます。

私は火曜と木曜のキャスターを担当していましたが、火曜専属に。これまでどおり木曜をはじめ、ニュース解説が必要な時や、中継など、不定期で出演しますのでよろしくお願いします。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、サンテレビも日に日に総務や上司からの、通達レベルが上がっています。部署によってはテレワークも進んでいるようです。スタジオの中も出演者以外は全員マスク着用が義務付けられています。出演者席も少し間隔をとるように。仕事場も窓を開けることが多くなりました。私自身も神経質なくらいに手洗い、アルコール消毒を。移動はマイカー、家に帰ったら玄関で服を着替えて洗濯し、お風呂に入るなど、できる限りの対策は行っています。それでも、自分が感染してしまわないかという恐怖の気持ちは消えません。

ネットでは信じられないようなデマや不確かな情報、誹謗中傷が出回っています。兵庫の民放局として、私たちができることは、正しい役立つ情報を発信することだと考えています。キャッチの制作メンバーで話し合ったのは、
①新型コロナウイルスに関する兵庫のニュース情報
②「コロナに負けない!」と言えるような明るい話題の両輪で情報を発信していこうということです。

少人数のスタッフでできることは限られていますが、こんな時だからこそ、兵庫の皆さんに役立つ正確な情報を、そして明るい話題を提供できたらと考えています。

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教えて!新型コロナウイルス コロナの疑問と対策

世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス。どんなウイルスで、感染を防ぐためにどうしたらいいのでしょうか?兵庫県医師会副会長で、兵庫県の感染症対策を担当する 足立光平医師に話を聞きました。

①新型コロナウイルスとは?
感染性が非常に強いウイルス。症状としては、風邪と同じ変化をして従来のウイルスと違ってわかりにくい。重症度という意味からすると約8割は無症状で終わる。一部の高齢者や持病があるハイリスクの人、合併症(呼吸困難など)のある人は重症化する傾向がある。
そういう人たちをどうやって守るかが大切。無症状の人からどんどんうつるかというとそういうわけではない。

②ではどうしたら感染する危険性が?
飛まつ感染:せきをした人の飛まつを直接受けてしまうこと
接触感染 :つり革や手すりなどについたウイルスを触ってしまうこと
→主に(目・鼻・口の)粘膜からうつるので、顔を触らないこと
空気感染 :密閉された空間だと、飛まつの核(エアロゾル)になって少し離れていても、うつってしまうこともある

③自宅・通勤中・会社で気をつけることは
ドアノブや出入りする時にウイルスが付く場合が1番多い。電車ではつり革、手すりで付く場合があるので、必ず外出後は手を洗って消毒をして出入りをするのが基本。

④手洗いはアルコールでないといけない?
絶対にアルコールではないといけないというわけではない。より効果があるのは、70%以上のアルコール濃度の高いもの。市販の石鹸でも手洗いを十分にすれば大丈夫。しっかり手洗いを!水洗いだけでもしっかり手洗いを。ただせっかく手洗いしても、外からついてきたものを再び触ったり、マスクをまた触ったりしないように注意が必要。付いてきた可能性のあるものをまず外しておいてからしっかりと手洗いをして、家の中や会社に入ったりすること。

爪は常に切っておいて、手洗いは、指先、爪先に至るまで、手首、指の間まで十分に。手の甲も。手首。最後は綺麗に流す。

⑤マスクの効果は?
直接せきをされて、直接的な飛まつを防ぐということでは意味があるので、なるべくしたほうがいい。ただ、鼻を出している人がいるが、せっかくマスクをつけても全く意味がない。しっかりと広げて、鼻とあごまでしっかりと覆うということが大事。つけたら表面を絶対に触らない。ウイルスはマスクの表面に付いているので、表面を触ってはいけない。それをごそごそっと触った手で目に触れてしまうと目の粘膜からウイルスが入ってしまう。中国でも目から感染した人がたくさんいるので、そこが1番大事。ウイルスは、主に粘膜から入るので、鼻や目、口の粘膜から入らないようにすることが基本。

外から帰ったときは表面を触らずに耳からはずして、そのまま捨てる。よく食卓で下を向けて置いておくが、食卓に菌がつくのでダメ。マスクを外して捨ててから手洗いをする順番が大切。

⑥手作りマスクは意味がある?
せきをされて直接の飛まつ感染を防ぐ、あるいは自分で顔を触ってしまうことを防ぐ意味以外では絶対に市販のマスクをしないといけないわけではない。手作りマスクの再利用が絶対だめというわけではない。ただ、洗い方に注意。洗濯機はだめ。マスクの目があらくなってしまうと、布の間がスカスカになってしまい、マスクの意味がなくなる。布製のマスクであることと、布の目の細かいものであることが大事なので。
普通の洗剤で、消毒液までつけなくてもいい。普通のせっけんでもいいので、浸し洗いにして、もみ洗い程度にする。ゴシゴシ洗うとマスクがあらくなってしまうので、そうならない程度にきれいに再利用することが大事。十分に乾かすこと。


医療用のN95マスクは、ウイルスをダイレクトに防ぐことには意味があるが、これをつけていたら一般の人は苦しくて生活できないのでおすすめできない。

⑦スマホとトイレが危険?
スマホを町中で受け皿のように広げることで、細菌やウイルスが付いてくる。プラスチックの表面では何時間か生きていると証明されている。スマホをそのまま家に持ち帰って、同じように使うとウイルスが付いてしまうので、表面を絶えずふいて使うこと。せっかくマスクしていても、スマホによってウイルスを持ち帰ったら意味がない。
また、トイレが1番雑菌、ドアノブを含めて感染しやすい。便座クリーナーがついているところはいいが、ついてないところは、ティッシュで十分にふくというのが大事。トイレでは手洗いをしっかりとすること。

⑧普段の生活で心がけることは
自分の体力と免疫力をつけること。どんなに注意していても、睡眠不足であったり、へとへとになったり、他の病気になったりすることが危険。基礎体力と免疫力が1番大事。しっかりと栄養をとって睡眠をとること。

⑨兵庫大阪間の自粛要請について
よほど爆発している地域、中国の武漢やイタリアを閉鎖するという意味合いでは意味があると思うが、今のような状態で県どうしで止めますといったってそれは不可能。これだけ交通が発達している中で、県境を封鎖するなら、誰がするの?という話にもなるし、そこまでの状況ではない。一部のデータを使ってものを言っているので、それは偏った考え方であってなおかつ有効な手段でもないと思う。本当に危機的な状況というか、その街が集団発生で大変なことになっているのであれば、特措法で、そこの地域を囲んでしまうことはありうるが、まだまだそういった状態ではないので、特定の県と県が隣どうしで出入り禁止をする段階ではない。
一般論として不要不急の旅行や出入りは注意しましょうということで、通勤や通学を全部、県境ごとにやめないといけない風な状況ではない。爆発的な危険性はどこだってある。そういうのを各府県でいかにしっかりと抑えていくか?とりわけ兵庫県の場合は、クラスターという一部の集団発生が見られていることは事実なので、それ以上の感染経路が追えないような感染が拡大しないように必死になって各施設、各病院がやっている段階。そこを乗り越えられれば爆発的な発生はないんではないかと思うのでその辺をいかに防いでいくかが大事。

⑩足立医師が訴えたいこと
全く、感染者を見たことのない医療機関で「感染者が出たらしい」とデマが流れている。ましてや名前が出た医療機関は風評被害で大変なことになっている。職員はまちも歩けない、子どもも保育所にも預けてもらえない。出入りの業者も来ない。医療関係者が必死に頑張っているのに二次・三次被害が出ているのでなんとかしてほしい。

これらのお話は、夕方4時からの「4時!キャッチ」でも放送する予定です。
不正確な情報を人に伝えたり、拡散したりしないことを心がけなければ、親切心が時には大きな迷惑に変わってしまうということ。まさにトイレットペーパー不足が1つの事例だと思います。医療従事者やその家族が、引っ越しのキャンセルやタクシーの乗車拒否など、誹謗中傷や風評被害を受けているそうです。私たちは、今、必死で頑張っている医療従事者や支える家族の邪魔をするのではなく、医療を応援して支える側にならなければいけません。それも1つの対策ではないかと思います。

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青森県特番放送のお知らせ

神戸から青森までFDA(フジドリームエアラインズ)で1時間40分!
3月29日に神戸・青森便の飛行機が就航することを記念して
サンテレビは、3月7日(土)正午から青森県の特別番組を放送します。

青森の放送局で8年働いていたご縁から青森県の特別番組を担当することになりました。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、旅行を控えている方がほとんどだと思いますが、今はテレビで青森の魅力を知っていただけたらと思います。


また後日、このブログを通して番組で紹介したお店など青森の観光情報もお伝えしていきます。

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阪神淡路大震災25年 特別番組のお知らせ

昨年中は大変お世話になりました。皆さま、ことしも4時!キャッチ、そしてサンテレビをどうぞよろしくお願いします。

阪神淡路大震災25年の特別番組の取材に専念するように業務指示があり、11月下旬からしばらく4時!キャッチをお休みしております。

阪神淡路大震災から四半世紀が経つのですね…。
当時、私は10歳で祖母が布団で覆いかぶさってくれたのを覚えています。淡路島の洲本市出身の私は、当日、救急車が鳴り響いていたのを覚えています。実家の近くには淡路島の中核病院である(当時)県立淡路病院がありましたが、島内の重症患者が次々と運ばれ、症状によって治療の優先順位を決めるトリアージが行われていたことをサンテレビで取材して知ることになりました。阪神淡路大震災については、私自身、入社して取材して知ったことの方が実は多いのです。


サンテレビでは、1月17日(金)午後5時から5時間にわたり、特別番組を放送します。タイトルは、「バトン1.17~あなたへ~」。どの企業も団体も放送局も、震災を経験した人が少なくなり、被災経験や教訓を次の世代に引き継げるかどうかが課題となっています。今回特別番組の取材を担当した記者やディレクターは、20代~40代です。記憶がない世代、生まれていない世代も携わっていて、サンテレビ内でも同様に「バトン」という意味が込められています。


ゲストにはフリーキャスターの小宮悦子さん。震災から1カ月後、サンテレビのスタジオでニュースステーションが放送されたご縁があります。小宮さんは、震災から1カ月後、1年後、2年後と神戸を取材し、サンテレビから中継を担当されました。
当日は、神戸市の久元喜造市長(第1部)や京都大学防災研究所の矢守克也教授(第3部)をお招きし、お話をうかがいます。

午前5時半~6時15分
(生中継)阪神淡路大震災1.17のつどい~あの日からそして未来へ~
※東遊園地で行われる1.17のつどい。会場に訪れることが難しい方に向けて
1.17のつどいを東遊園地から生中継でお伝えします。

バトン1.17~あなたへ~
第1部 午後5時~7時 第3部 午後7時55分~8時59分(生放送)

http://sun-tv.co.jp/shinsai117/shinsai25

第2部 午後7時~7時55分(ドキュメンタリー)
震災の記憶~家族4人を亡くした同級生は~

http://sun-tv.co.jp/shinsai117/shinsai25/shinsai_kioku

第4部 午後9時~9時55分(ドキュメンタリー)
いたみ分けあい歩む道~震災障害者のいま~

http://sun-tv.co.jp/shinsai117/shinsai25/itami-wakeai

当時、子どもだった世代、そして、生まれていない世代の私たちがどこまで伝えられるかどうかは未知数なところもありますが、できる限りのことを取材して伝えられたらという思いで取り組んでいます。10代の人たちにとっては、生まれる前の歴史かもしれません。もしよろしければ、17日、3チャンネルに合わせてご家族一緒にご覧いただけたらと思います。

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元気あおもり応援隊 青森の魅力を関西に発信!

この度、「元気あおもり応援隊」に就任しました。首都圏、名古屋圏、大阪圏、福岡圏に住む青森県と関わりのある人で、青森県の魅力のPRや県勢発展のための意見・提言、情報提供を行うお手伝いをする役割です。私は兵庫県洲本市出身ですが、2007年4月~2015年3月までの8年間、青森の放送局でアナウンサーとして働いた元青森県民です。このご縁を大切に、兵庫と青森を結ぶ懸け橋になれたらなと思います。

 さて、少し遅れて夏休みをいただき、9月下旬、家族旅行で青森に行ってきました。1週間ほど滞在したのですが、このうち2泊宿泊したのが青森県八戸市の洋望荘(ようぼうそう)です。宿泊施設を兼ねたレストラン(前日までの完全予約制)で、無添加、自然食にこだわっています。オーナーシェフの佐藤一弘さんは、漫画「美味しんぼ」や全国ネットのテレビ局でも何度も紹介されているほか、包丁を使った切り絵や野菜細工を世界各地のイベントで披露しています。また、息子の元重さんは子どものころから寿司を握って父のお手伝いをしていたことから「八戸の寿司王子」とも呼ばれ、メディアにも取り上げられました。


(提供:佐藤一弘さん)

 私が洋望荘の佐藤一弘シェフと知り合ったのは、2011年3月の東日本大震災がきっかけでした。被災3県(岩手・宮城・福島)という言葉がありますが、北海道も茨城や千葉にも大きな津波が襲い、青森県内でも死者3人、行方不明者1人、住家の全半壊1009棟、被害総額約1341億円と甚大な被害がありました。私はこの日、スタジオのアナウンサーとして避難の呼びかけを担当しましたが、青森県全域が長時間停電していたため、ほとんどの人がテレビを見られない状況だったことに、無力さを感じたのを覚えています。また、どうしても被害が他のエリアと比較され、青森の被災地がなかなか全国ニュースにならなかったことから、なんとか情報をローカルで頑張って、さらに全国へ発信していかなければと奮闘していました。私がドキュメンタリー番組の制作に積極的に携わるようになったのもこの東日本大震災がきっかけです。

(提供:佐藤一弘さん)
 
 洋望荘は、三陸復興公園・種差海岸が一望できるオーガニックレストランです。東日本大震災では、青森県八戸市にも津波が襲い、海のそばの洋望荘も被災しました。家族は高台に逃げて無事でしたが、冷蔵庫やワインセラー、ガスオーブンや調理器具など大切なものが壊れたり流されたりしました。一弘さんは、「もうお店は再開できない」と諦めることを考えたそうです。しかし、友人やボランティアの人など多くの人が支えてくれ、涙を流しながら「頑張ってください」と勇気づけられたこと、そして、何よりも息子の元重さんが「店をやりたい」と言ったことで、再開に向けて前進。多くの人の支えによって、震災から半年後には再開にこぎつけました。

 洋望荘のこだわりは、添加物を一切使用しない自然食。天然の魚介類を仕入れ、野菜も農薬を使わない自家製、旬のキノコも親子で山へ採りに行きます。味噌も手間暇かけてつくった自家製です。海の幸、山の幸に恵まれた場所だからこそ、その時期に合わせた旬の料理を仕入れて提供してくれます。



 
 お店の目の前は、太平洋という豊かな漁場が。朝早く起きれば、きれいな日の出を見ることができます。佐藤さん親子が釣りに出て、活き造りを出してくれることも。「イナダを釣ってきます」と宣言して、本当に朝ごはんに出てきたので驚きました。


 皆さんは焼き干しラーメンを食べたことはありますか?焼き干しとは、魚の頭や内臓を取り除いて、炭火で焼いて天日乾燥させてできるもの。煮干しと比べても濃厚な出汁が出ます。青森の焼き干しラーメンは、イワシが使われていて、青森のラーメンの代表格です。洋望荘では、自家製の手打ちラーメンやパンも楽しめます。

 厨房に立つのは息子の佐藤元重さん。私が取材していたころは中学生でしたが、成長して大人になっていました。調理師免許を取得し、父一弘さんのもとで日々修業しています。様々な料理教室も開かれているそうで、私の家族もいくつかレシピを教えていただきました。洋望荘は、前日までの予約制です。冬季休業のため、ことしの営業はあとわずかですが、青森に観光に行かれる際、ぜひ宿泊して料理を堪能してはいかがでしょうか?ちなみにお風呂は青森ヒバで、佐藤さんのてづくりです。

洋望荘
・青森県八戸市大字鮫町字遥望石13(JR八戸線種差海岸駅から徒歩10分)
・0178-38-2431(11月~4月は冬季休業)
・完全予約制

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