台風21号から一夜明けて

台風21号で被災された皆様にお見舞い申しあげます。

大雨で浸水した地域、暴風で建物や木々などが倒れた地域、高潮で浸水した地域、停電している地域。私は明石から西宮方面に取材を担当しましたが、あちらこちらで被害を確認する大きな災害でした。中でも高潮被害は、東北の放送局で働いていた私にとって津波が浮かび、大変動揺しました。まだまだこれから復旧に時間がかかると思われます。私も台風の被災経験がありますが、泥かきなどは肉体的にも精神的にも大変な作業ですので、決して無理なさらないでください。

4時!キャッチでは、神戸市東灘区の深江浜から高潮被害の中継を担当しました。しかし、家に帰って録画を見たところ、動揺して声が裏返り、早口になっていたことに気づきました。こういう時こそ落ち着いて話さなければいけなかったと反省しております。このような大きな災害があった時に、自分が落ちつくことができないようなら、視聴者の皆様に情報を正確に伝えることができません。阪神淡路大震災で被災した局としてどのような災害報道をすべきか、もう1度原点に戻って考えたいと思います。

東日本大震災当時、住んでいた自宅が2日ほど停電し、電気がつかないことで不安を感じたことを覚えています。今でも各地で停電が続いていると思われますが、取材途中に電力会社の方が復旧作業をされている姿を何度も見かけました。必ず復旧すると思いますが、水分補給をこまめにとって熱中症にはお気をつけください。

もし何らかのきっかけでこのブログにたどりついた方へ

<自宅が浸水した方>
・市町村の窓口に「罹災証明書」取りに行きましょう。
・片づける前に写真を撮ることをおすすめします。
浸水した高さによって、全壊や半壊といった認定が異なってきます。見舞金や保険金にも影響が出ますので写真を撮ってから片づけるようにしてください。様々な方向からの複数枚の写真が必要です。
・洗浄や消毒が必要です。泥を取り除いて洗い流して乾燥させることが必要です。
日本環境感染学会HP(外部リンクです)

<車が浸水した方>
・感電する可能性があるので、プロに任せた方がいいと思います。
レッカー車を呼んで整備工場へ(JAF会員の場合は車のけん引は15kmまで無料)

浸水した水が川の水なのか、海の水なのかによってその影響は変わります。塩分がついたままだと金属がさびてしまいます。状況によっては多額の修理費用が想定されますが、残念ながら車に対して公的支援はありません。流されて撤去が必要な場合は、廃棄物として行政に撤去してもらえる可能性はあります。

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