2023年08月08日(火曜日) 11:56 地域・まち文化・スポーツ

【ラグビー】神戸スティーラーズ・レニー新HCが会見、「もっと体力を!」

■豪代表など指揮

神戸スティーラーズ デイブ・レニーHC(ヘッドコーチ)

国内ラグビーのトップリーグ「リーグワン」1部に所属するコベルコ神戸スティーラーズ(旧称:神戸製鋼)のデイブ・レニー新HC(ヘッドコーチ)が8月7日、記者会見した。

レニーHCはニュージーランド出身の59歳。
「ワラビーズ」の愛称で知られるオーストラリア代表チームや、スーパーラグビーの強豪「チーフス」などで指揮を執ってきた。

神戸スティーラーズは昨シーズン5勝11敗と大きく負け越し、旧リーグを通じて過去最低の9位に終わった。

このため、海外で多くの実績があるレニー氏を招聘し、「立て直しを図る」(福本正幸チームディレクター)。

■体力不足から反則・失点

会見でレニーHCは昨シーズンの試合内容について、
「疲れによって、オンサイドに戻り切れなかったり、
高いクオリティのスクラムが組めなかったりして、ペナルティになることが多かった。
フィットネス(体力)のレベルを上げないといけない」と指摘した。

会見する(左)デイブ・レニーHC、(右)福本正幸チームディレクター/8月7日

神戸スティーラーズは昨シーズン、470得点に対し失点が569あり、失点が得点を「99」上回った。
特に、後半に20点以上失点した試合が16試合中10試合を数えた。

レニーHCは、
「昨シーズンの得点差を見ても、試合に勝てるだけの得点は決めているが
あまりに多く点を与えすぎている。神戸は、もともとアタックはいいものを持っている。
よりディフェンスのクオリティが上がると、アタックする機会も増やしていける」
と語り、ディフェンス強化を宣言した。

■ジャージのプライド

リーグワン1部 昨シーズンの順位表

1988年度から1994年度にかけて日本選手権「7連覇」、
2003年度には旧トップリーグの初代チャンピオンとなるなど、
日本のラグビーを牽引してきた神戸スティーラーズだが、
リーグワン発足後は、初年の一昨年は7位、昨シーズンは9位と、まだプレーオフに進めていない。

レニーHC
「自分たちにも経験値の高い選手はたくさんいる。
自分たちのジャージのプライドを取り戻すために、しっかりやるべきことをやって大会に臨んでいきたい。
どのチームも優勝をめざしている。神戸スティーラーズもその“野望”を持っている」。
・・・・・・・・・・
神戸スティーラーズは8月14日にチームが始動。
網走合宿や練習試合を行って、12月上旬のリーグワン開幕に臨む。
“名将”のもと、赤のジャージが躍動するか。
(浮田信明)

LINE

あわせて読みたい

広告

広告

広告

PAGE TOP