2022年03月16日(水曜日) 17:53 事件・事故

神戸のトラック転落死亡事故 運送会社元社員に実刑判決

2019年、神戸市灘区で大型トラックが暴走し運転手が死亡、8人が負傷した事故で、車両整備を怠ったなどとして業務上過失致死傷の罪に問われた元運送会社社員の男に対し、神戸地裁は禁錮1年4カ月の実刑判決を言い渡しました。

2019年、神戸市灘区でブレーキがきかなくなったトラックが暴走し、その後川に転落した事故では、運転手の男性(当時57)が死亡し、歩行者ら8人が重軽傷を負いました。

事故をめぐり、大阪府摂津市の運送会社「サンサービス」で、当時、九州営業所の所長だった男(65)は、ブレーキの異常を認識していたにもかかわらず車両の整備を怠ったなどとして業務上過失致死傷の罪に問われていました。

これまでの裁判で男は「事故は予見できなかった」として無罪を主張していました。

16日の判決で神戸地裁の小倉哲浩裁判長は、「不具合があるまま運転をさせれば事故が起きることは容易に予見できた」と指摘。 さらに、「不合理な弁解に固執し、運転手の男性に責任を転嫁する発言を繰り返すなど反省の態度は見られない」として、男に禁錮1年4カ月を言い渡しました。

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