2022年01月26日(水曜日) 17:33 地域・まち

昭和の懐かしい道具がいっぱい

小野市の話題です。 
懐かしく感じられる方も、逆に新鮮に映るかたもいらっしゃるかもしれません。
昭和の日用品を集めた特別展が小野市の施設で開かれています。

重厚感が漂うかき氷機にレトロなデザインが目を引く炊飯器。
すべて、昭和の初めのころに台所で使われていた日用品です。
懐かしい日用品が展示されているのは、小野市の歴史に関する展示をしている小野市立好古館(こうこかん)。

「昭和の暮らしを表す道具が市民の方から寄贈してもらっていますが、食生活・食文化というのは工夫や昔の人の知恵が詰まっているので、そういったところを感じ取ってもらえると思う」

展示室にはおよそ150点もの日用品がジャンルごとに分けられて展示されています。
中には珍しいものも・・・
「これ何だかわかりますか?」
わらで作られた、この大きなかご。
一体何をするものか?
「『ふご』って言うんですけど実は中におひつを入れるんです。今だったら保温効果のある炊飯器とかあるんですけど」
「冷めてしまうとおいしくないので、おひつにご飯炊けたのを入れてまたこういうのに入れて冷めにくくするっていう工夫ですね」

いまの生活に欠かせない機械のアイデアの元を見ることができる、昭和の日用品。
他の観点からも感心することがあるようで・・・

昔この辺は米作りが中心ですので、ワラを生活の道具の一部として使うっていうんですかね」
古くから伝わってきている道具っていうのは環境に優しい、無駄なくっていうところが昔からの工夫というか、知恵だと思うんですけど」

ほかにも、机の真ん中に七輪が仕掛けられるようになっているすき焼き用の台や、いろりの上に吊るして、焼いた魚を差しておくための藁細工など、珍しいものもたくさん展示されているんです。

「昭和を知っている方は使ってたな、まだ家にあるよってワイワイ言いながら見ていただけたらと思うし若い方はこんな道具があるんかとか面白さっていうのを感じてほしい」
世代ごとに感じ方が変わる、昔懐かしい日用品の数々。
今の生活の便利さの礎となった品々に、思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

LINE

あわせて読みたい

広告

広告

広告

PAGE TOP