大阪市北区の繁華街の雑居ビルで24人が死亡した火災を受け、兵庫県内の雑居ビルでは消防による緊急点検が行われています。
12月17日、大阪市北区の繁華街、北新地にある雑居ビル4階の心療内科クリニックから出火し、24人が死亡しました。
警察は顔や手にやけどを負い重体となっている男を放火殺人事件の容疑者と特定し、捜査を進めています。
事件を受け、兵庫県内の消防局は事件があった雑居ビルと同様の施設の緊急点検を始めました。 対象は階段が1つしかなく、3階以上に診療所や飲食店など不特定多数が出入りする施設があるビルです。
このうち、神戸市消防局は市内にある対象のビルおよそ750棟の巡回を12月20日から開始し、避難経路が確保されているかどうかや、防火扉の閉鎖に支障がないかなどを確認しました。 このほか、姫路市や西宮市でも緊急点検が行われています。