1967年に茨城県で起きた「布川事件」で強盗殺人の罪に問われ、その後再審無罪となった男性が11日神戸市内で講演し、「えん罪を生まないために社会を変える必要がある」と訴えました。

この講演会は1967年、茨城県で大工の男性（当時62歳）が殺害された「布川事件」で、強盗殺人の罪に問われ、2011年に再審無罪となった桜井昌司さんが違法捜査に対する損害賠償を求めた裁判で9月に勝訴したことを受け、開かれました。
会場にはおよそ90人が参加し、桜井さんは「えん罪を生まないために社会を変える必要がある」と訴えました。
講演会を主催する団体は1963年に埼玉県で女子高校生が殺害された「狭山事件」の再審を求め活動しています。