2021年12月08日(水曜日) 17:10 地域・まち

関西スーパー争奪戦は最高裁へ 大阪高裁が許可抗告認める

関西スーパーマーケットを巡る争奪戦の舞台が最高裁に移ることになりました。

H2Oリテイリンググループとの経営統合差し止めの仮処分を取り消した大阪高裁が、首都圏を地盤とするスーパー・オーケーの許可抗告を認める決定をしたことが分かりました。

関西スーパーとH2Oの経営統合を巡っては、統合を決めた株主総会で、株主が投じた白票を投票終了後に本人の申し出により賛成票扱いにした経緯に問題があったとして、関西スーパー買収の意向を示すオーケーが差し止めを神戸地裁に申し立てていました。

神戸地裁は「法令違反」としてオーケー側の主張を認めましたが、大阪高裁は一転して12月7日、関西スーパーの主張を認め、地裁の判断を取り消す決定をしました。

方、オーケーはこれを不服として最高裁の判断を仰ぐため大阪高裁に許可抗告を申し立てていました。

オーケーによりますと8日、大阪高裁が許可抗告を認める決定をしたということで、最高裁の判断次第では関西スーパーとH2Oの統合は白紙となり、オーケーは改めて関西スーパーに対しTOB=株式公開買い付けによる買収を提案する予定です。

LINE

あわせて読みたい

広告

広告

広告

PAGE TOP