兵庫県弁護士会は27日、児童相談所に保護された子どもたちから要望があった場合、弁護士が意見を聞き取り、子ども家庭センターなどに伝える取り組みを10月から行うと発表しました。
この取り組みは児童相談所に保護された子どもたちの権利が十分に確保されていない現状を受け、子どもの要望があった場合に弁護士が子どもの意見を聞き取り、施設や保護者に伝えるもので、弁護士会の取り組みとしては全国初だということです。
県内では虐待を疑われた明石市の乳児が一時保護され、1年3カ月親元から引き離された事例があり、会見で曽我智史弁護士は司法の力で子どもたちを支援する仕組みの重要性を訴えました。
兵庫県弁護士会は県や明石市の施設8カ所と連携し、この取り組みを10月1日から始めることにしています。