世界各国の船のおもちゃを集めた展示会が姫路市の日本玩具博物館で開かれています。
世界160カ国から集めたおもちゃや人形など9万点を所有する日本玩具博物館では現在、およそ50カ国の船のおもちゃなど300点を展示した「世界の船の造形展」が開催されています。
船は人間が造った乗り物の中で最も古い歴史を持つと言われるように時代や地域ごとに造形が異なります。
丸太をくりぬき櫂で進むこちらの船。古代から受け継がれてきた形で漁をするコンゴの生活様式を知ることができます。
ギリシャでは長い航路から帰国する父親を迎えるため、クリスマスに合わせて船の模型を飾る習慣が生まれました。
国内でも船の形状は時代や地域ごとに異なり、北前船や紀の国の千石船が江戸から明治にかけて日本の経済を支え、沖縄など南方では戦後までヤンバル船と呼ばれた船が活躍しました。
この特別展は10月24日まで開催されています。