2021年09月24日(金曜日) 17:07 地域・まち

アーティストの活動拠点「ノマド村」 淡路市からの退去要請に困惑

兵庫県淡路市に廃校となった小学校を活用した芸術文化施設「ノマド村」があります。

これまでに多くのアーティストが創作活動を行い、地域の活性化に貢献してきましたが、13年目を迎えたことし、市は施設の老朽化を理由に、退去を求めてきました。

存続の道を探るアーティストと退去を求める市側、それぞれを取材しました。

2008年度に廃校となった淡路市の生穂第二小学校の校舎を活用して誕生した芸術文化施設「ノマド村」。 現在、施設の管理を行う南野佳英さんの個展「NEMURI」が開かれています。

ノマド村は廃校となった小学校を活用したい淡路市と創作活動の場を求めていた芸術家たちの思いが一致して2009年に誕生。 これまでにおよそ20人のアーティストが活動してきました。

神戸市出身の南野さんも淡路島に移住し、施設の管理人としてノマド村を拠点に創作活動を続けながら地域の活性化を目指してきました。

これまでにもノマド村は、ドイツ人の映像クリエイター、ヴェルナー・ペンチェルさん夫妻が、映像制作をしながら、校舎内にカフェをオープンさせるなど、アーティストと地域の人との交流の場となってきました。

現在、3人のアーティストが活動を続けるノマド村に、ある問題が降りかかります。

南野さんが淡路島に移住して10年。 突然、淡路市から11月19日までに退去するよう求められました。

しかしアーティストだけでなく、ノマド村はいまや地元住民にとっても必要な施設となっています。 存続の道はないのでしょうか。 この問題について淡路市の門康彦市長は「いったん契約は終わりましょう。継続となれば予算の問題になってくるが、市は地元の人たちがどういう希望をもつのかを一番のポイントとしているので、その希望に基づいて市としての方針を決める」とする意見を述べました。

南野さんの個展がノマド村最後の作品展となってしまうのか。 南野さんたちは、新たな拠点を探すなどして存続させる方法を模索しています。

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