2021年07月30日(金曜日) 18:49 地域・まち

5期20年 井戸敏三知事が会見で振り返る

7月末で任期満了を迎える井戸知事の退任式が30日兵庫県庁で行われ、職員や県民への感謝の思いを述べました。

歴代最長の5期20年知事を務めた兵庫県の井戸敏三知事の退任式が30日兵庫県庁で行われ、職員らから花束が贈呈されました。

2001年、貝原俊民さんの後継者として兵庫県知事に初当選した井戸敏三知事。井戸県政の歩みは財政再建の歴史と重なります。

阪神淡路大震災によって、県は1兆3000億円もの県債を抱えました。そこで2008年度から「新行革プラン」を実行。職員数を3割削減するなど2018年度には収入の範囲内で支出が収まる収支均衡を達成しました。

2011年の東日本大震災では、阪神淡路大震災の経験と教訓を伝えようと県を挙げて支援にあたり、初代連合長に就任した関西広域連合でも東北3県にそれぞれ支援する府県を割り当てるカウンターパート方式を取り入れるなど、関西から被災地へ息の長い支援に取り組んできました。

30日の退任会見で井戸知事は、関西広域連合の取り組みについて「地方分権に一石を投じることができたのではと思う」などと任期中のできごとを振り返りました。

また、県政の基本姿勢に掲げてきた「参画と協働」の方針を次の県政でも引き継いでもらいたいと述べました。

8月1日からは斎藤元彦さんが新しい知事に就任します。

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