新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、政府は東京と沖縄に加えて首都圏の3県と大阪府に緊急事態宣言を発令し、兵庫や京都など5つの道府県に対してはまん延防止等重点措置を適用する方針を固めました。
29日国内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者は初めて1万人を超え、感染が急拡大していることから政府は既に宣言を出している東京と沖縄に加え、埼玉・千葉・神奈川・大阪の4府県に緊急事態宣言を追加で発令する方針を固めました。
また、兵庫・北海道・石川・京都・福岡の5つの道府県に対してはまん延防止等重点措置を適用する方針で、期間はいずれも8月2日から31日までとし、30日夕方の対策本部会議で正式決定します。
西村経済再生担当大臣は30日午前に開かれた政府の分科会で重点措置区域での飲食店の酒類提供について「原則停止するなど強い措置を講じることとしたい」と述べています。
兵庫県は30日午後に対策本部会議を開き、具体的な対策を決める方針です。