兵庫県の認可法人の職員が資金およそ2000万円を横領していたことが分かりました。
不正経理が発覚したのは、技能検定や若者の人材育成支援などを行う県の認可法人「兵庫県職業能力開発協会」です。
協会によりますと、総務課元主任の34歳の男性は、2017年12月から2021年1月までの間、82回にわたり不正な伝票で発注するなどして、協会の積み立て金およそ2000万円を横領したということです。
上司が病気で不在の日があり、経理処理をほぼ男性1人で担当していたということで、不審な伝票処理に別の職員が気付き不正が発覚しました。
聞き取りに対し男性は不正を認め、「仕事のストレス発散のため、飲食代や携帯ゲームの課金、それに借金の返済などに使った」と話したということです。
男性は2021年3月に懲戒免職となっていて、協会は刑事告訴など法的措置を検討するとしています。