神戸市は、長田区にある西市民病院を新長田駅前に移し、再整備することを発表しました。
神戸市立医療センター西市民病院は、27の診療科があり358の病床を備えていて、長田区や兵庫区、須磨区のエリアで、医療の中核を担ってきました。現在は、中等症以下の新型コロナ患者も受け入れています。
1970年の開院から50年余りが経ち、市医師会などでつくる有識者会議は、5月、老朽化や狭さを指摘する報告書を市に提出。
これを受け、久元市長は、西市民病院を新長田駅前に移し、病床1床あたりの面積をおよそ1・5倍に増やすほか、交通の利便性を向上させる基本方針を明らかにしました。また、救急や感染症、災害医療を強化するほか、新長田の賑わいをつくることも狙いだということです。
新たな西市民病院は、2029年度に開院の予定です。