■1位を破って優勝
卓球のプロリーグ「ノジマTリーグ」女子で3連覇を果たした日本生命レッドエルフ(練習拠点:大阪府貝塚市)が5月10日、
リモートによる優勝報告会を開き、選手らが来季への決意を語った。
日本生命はレギュラーシーズン2位だったが、2月のプレーオフファイナルで、石川佳純を擁する1位の木下アビエル神奈川(KA神奈川)と対戦。
3時間に及ぶ大激戦の末、早田ひなが最終第5ゲームを取り、Tリーグ創設から3年連続の優勝を決めた。
優勝報告会は、貝塚市の練習拠点と貝塚市役所、Tリーグ事務局などを結んでリモートで行われ、
村上恭和総監督が活動報告をしたあと、各選手が挨拶した。
■来季は5チームに
年間MVPの早田は、「ファイナルが今季初めての有観客試合だった。2021年は、(Tリーグ)第4シーズンも海外遠征も全力で頑張ります」と力強く宣言。
日本人選手最年長(25歳)の森さくらは、「苦しい戦いだった。来季はみんなで4連覇をつかみ取りたい」と語った。
また東京五輪代表の平野美宇は、「もっとTリーグや卓球界を盛り上げる目標をもって戦う」と決意を述べた。
報告会に参加した貝塚市の藤原龍男市長は「ともに貝塚市を卓球のまちにしていきたい」と選手を激励した。
Tリーグ女子は、来季から「九州アスティーダ」が新規参戦し、日本生命、KA神奈川のほか、日本ペイントマレッツ(大阪府)、
トップおとめピンポンズ名古屋の計5チームで戦う。
(浮田信明)