兵庫県は8日、3月22日からの1週間で215人が変異ウイルスに感染していたことが確認されたと発表しました。 変異ウイルスへの感染が確認された215人のうち神戸市の感染者は141人で、イギリス型だったということです。
神戸市では新型コロナウイルスの陽性者数の6割以上を検査していて、このうち変異ウイルスの割合は76・2%となっています。
神戸市を除く県内の変異ウイルスの陽性率は93・3%に上っていて、県は「従来のウイルスに置き換わっているといえる。感染が拡大している要因の1つと考えられる」と言います。
神戸市では定例会見が行われ、久元市長は検査数の7割以上が感染力の高いイギリス型だったことに強い懸念を示しました。神戸市は3月1日以降の感染を第4波と判断していて、通常の医療を制限して段階的に病床数の確保を図っています。