兵庫県香美町ではことしも絶えることなく昔ながらの手法を守って伝統の「米地みそ」造りが始まっています。
香美町香住区の米地地区では収穫を終えた冬の閑散期にそれぞれの農家でみそ造りが行われて来ました。
およそ40年前に地元の主婦たちが結成した組合によって、「米地みそ」として商品化されると、1998年には「ひょうごブランド商品」の認定を受けるなど地域の特産品として評判となります。
昔ながらの製法を守り、添加物を一切使用せず但馬産のコウノトリ大豆とコウノトリ育む米を1年3カ月熟成させて完成する「米地みそ」は昔懐かしいおふくろの味として人気です。
ことしも例年通りおよそ22トンの生産を予定しているそうで、完成した米地みそは、隣接するJAの直売所や但馬地域の土産物店で販売しているほか、電話での注文も受け付けています。