2021年01月17日(日曜日) 19:26 地域・まち

阪神淡路大震災から丸26年 各地で追悼行事

阪神淡路大震災から丸26年となる1月17日、兵庫県内各地で追悼の行事が営まれました。

震災で校区の7割が全半壊し、児童8人と保護者6人が犠牲となった芦屋市の精道小学校では追悼式が営まれ、児童や遺族、それに地域の住民たちおよそ700人が出席しました。
今年は新型コロナウイルスの感染対策のため、6年生のみが校庭に集まり、5年生以下の児童は教室で黙祷しました。

精道小学校ではいのちの大切さと人との繋がりの大事さを学ぶ機会として、毎年全校児童が追悼式に出席していて、花やみんなで織り上げた千羽鶴が手向けられました。

また、震災で119人が亡くなった宝塚市では去年、犠牲者の名前を刻んだ「追悼の碑」が市民の寄付で建てられていて、1月、新たに3人の名前が加わり、合わせて75人の生きた証が震災を次の世代へ伝えています。
1月17日には記帳所が設けられ、遺族や市民ら訪れた人たちが献花をするなど静かに手を合わせていました。
追悼の碑はほかにも遺族が希望すれば名前を残せるということです。

神戸市中央区の「人と防災未来センター」では「ひょうご安全の日1・17のつどい」が開かれ、井戸知事や神戸市の久元市長など430人が出席しました。
慰霊のモニュメントを前に井戸知事は「一人ひとりが防災について考え、行動する『災害文化』のさらなる定着を目指す」と決意を述べました。

また、防災活動に力を入れる市内の中学生が新たな防災の重要性を訴えました。

参加者は犠牲者の鎮魂を祈るとともに、安全な社会の実現に向け、気持ちを新たにしていました。

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