2020年12月09日(水曜日) 16:42 地域・まち

戸田恵梨香と考える「私と神戸ルミナリエ」

神戸の冬の風物詩「神戸ルミナリエ」が、新型コロナウイルスの影響を受けて中止となった。

例年であればこの時期に、数十万個の灯りが神戸の街を明るく照らしていた。

神戸ルミナリエは1995年の12月に 阪神淡路大震災の犠牲者を追悼するために始まった。

以来、25年間、資金難のために開催が危ぶまれることが何度かあったが、その度に地元企業や市民らが協力し「希望の光」を必死に守ってきた。

そんなルミナリエの灯りが途絶えてしまった。

サンテレビでは震災の記憶を後世に語り継ぐために、局に残された貴重なアーカイブ映像を掘り起こして編集。ルミナリエの歴史や意義を振り返る特別番組の放送を決めた。

神戸市出身で自身も震災を経験し、ルミナリエにも訪れたことのる女優の戸田恵梨香が、番組のナビゲーターを務める。小学生時代には震災から生まれた曲「しあわせ運べるように」を合唱したという。

番組では、視聴者から「私と神戸ルミナリエ」をテーマに、事前に募集したメッセージも紹介する。「真っ暗だった街に初めて鮮やかな光が点灯した時、感動して涙が出ました」「ルミナリエのど真ん中で、彼氏からプロポーズされました」等、いずれも心温まる言葉の数々だ。

また、番組では、ルミナリエ会場で流れている曲を年代別で紹介する予定。「私と神戸ルミナリエ」は12月13日 午後7時から放送。

震災を知っている世代も、震災後に生まれた世代も、もう一度あの「優しい光」の意味を考えてもらいたい。

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