発熱やせき、だるさや息切れなど、もし家族に新型コロナウイルスの疑いがあったら家の中でどのように対応すればいいのでしょうか?渡航医学が専門で関西福祉大学の勝田吉彰教授に話を聞きました。
1 部屋は分けた方がいい?
家族に疑わしいケースが出た場合は、1つの部屋に専用の部屋を割り当てるのが原則です。
トイレとお風呂以外はそこの中で過ごしていただく。
2 食事はどうすればいい?
食事はまずは家族の介護する方がつくって、部屋の前に置く。直接手渡しではなく、前に置かれたものを食べていただく。一緒に食べる、大皿を共有することは避けてください。しかし、感染の疑いのある人がつかった食器は普通に洗えば使えるので、洗いさえすれば大丈夫です。
3 家の中でもマスクは必要?
マスクは感染したと思われる方も家族の方も両方つけてください。換気は大事です。窓を大きく開けて換気に努めてください。このウイルスは空気感染はしないので、例えば窓の外から出て行って近所の迷惑にということはありえませんので、ぜひ窓を開けてよく換気をしてください。
4 お風呂はどうしたらいい?
入浴はかまわないですが、感染が疑わしい方が1番最後に入るようにしてください。入浴で飛まつに直接触れる状況はよくない。その後、洗い流していただければ普通に使って大丈夫 です。掃除はなるべく感染が疑わしい方本人がすることが望ましいそうです。
5 退院した人は?
退院した後に一部症状が悪くなる人がいます。症状が再燃していないかチェックすることが必要。
まだ診断を受けていない方でももし息苦しいということがあれば、それは重症化のサインかもしれないので、すぐにその場で(帰国者・接触者相談センターに)連絡をしてください。