2020年01月08日(水曜日) 16:05 地域・まち

母の値段表守るすし店 店主の男性が追悼の集いで遺族代表に

1月17日に神戸市内で営まれる阪神淡路大震災の追悼の集いで、遺族代表を務める男性が会見を開き、失った母への思いを語りました。

地震発生の時刻に合わせて営まれる神戸市の追悼の集いで遺族代表として言葉を述べるのは、東灘区ですし店「灘寿司」を営む上野好宏さん(47)です。

上野さんは、震災当時東京の大学に通っていましたが、神戸市東灘区の実家が倒壊し、1階で寝ていた母の美智子さん(当時47)が亡くなりました。

一般企業に勤めた後、すし店を継ぐために神戸に帰ってきた上野さんは、形見でもある美智子さんが書いた値段表を今でも店にかけて営業を続けています。 

8日の会見で上野さんは、「25年経って神戸の街も変わったが私の頭の中にある母の姿だけは変わらない」と思いを語りました。

震災から25年となる追悼の集いは今月17日に神戸市中央区の東遊園地で営まれます。

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