去年、西脇市のレクリエーション施設で吊り橋が壊れ2人が重軽傷を負った事故で、兵庫県警が近く施設管理者だった70代の夫婦を業務上過失傷害の疑いで書類送検することが捜査関係者への取材で分かりました。
この事故は去年7月、西脇市のレクリエーション施設「木縫の里」で、つり橋のワイヤが切れて橋が傾き、当時小学4年生の女子児童と引率の女性職員が川に落下して重軽傷を負ったものです。
捜査関係者によりますと、その後の捜査で施設の管理者だったいずれも71歳の夫婦がワイヤが経年劣化していることを認識していたにもかかわらず、立ち入り禁止などの措置を取らなかった上、事故以前に雨で流出していた橋の支柱を設置していなかった疑いが強まったということです。
兵庫県警は近くこの夫婦を業務上過失傷害の疑いで書類送検する方針で、調べに対し夫婦は「ちゃんと点検しておけばよかった」と話しているということです。