阪神園芸さんのおかげで試合はできたが…

〈6/23 阪神 3-11 広島 (甲子園)〉

:野村
:岩貞

雨のため14時開始のデーゲームを、1時間13分遅らせた。
待てば雨雲が抜ける予想だったことと、9月に恐ろしい過密日程となるのを避けたかったのと、あとはチケット完売の甲子園。
芝生は雨水をたっぷり吸って、糸井いわく「プールみたい」といっても、中止にすることができなかったのはわかる。
選手に怪我がなくてよかった。
あかんな。それはたまたま怪我がなかっただけだと思っておかなきゃ。
日本に梅雨はあるし、そのうえ近年の異常気象を考えると、ずっと同じ日程の組み方でいいのか疑問になってくる。

サンテレビボックス席は、14時から中継を始めて、雨のスタンドを映したり、「おっ!サン」Tシャツを着させたスタッフ(否めない強制感。笑)を映したり、また、この日解説の福本豊さんと関本賢太郎さんの釣りの話で盛り上がったりして、試合開始を待った。
この間、一度もCMを流さず。
初めてCMが入ったのは、1回表が終わってから。イニング交代以外では基本的にCMを挟まないというのは、サンテレビのプロ野球中継における基本スタンス。それにしても、すごい。

しばらくすると、阪神園芸の方がシートの敷かれた内野に出てきた。
スタンドから拍手がおこり、それを実況する湯浅アナ。ここからの中継がまた楽しかった。
次から次へと出てくる阪神園芸さんの秘密兵器みたいな道具の数々を詳細に映し、それらの説明までしてくれる放送席。外野芝生の手押しの除水ローラーの仕組みは福本さんが教えてくれた(笑)
関本さんが驚いていたのは、ホームベースの上にスプレーをしてたこと。確かに!ちっとも知らなかった。
手際良く進むグラウンド整備で、退屈しないどころか見ているとあっという間に時間が過ぎた。
ライン引きで美しい一本線が引かれると、1塁のベースが置かれた。
「ラインの外側にベースの外側がくるように置くんですよ」と関本さん。少年野球チームの運営などで案外知らない方もいるのだそうだ。
さぁこうして、今日も阪神園芸さんのおかげで野球が観れる!
ありがとう阪神園芸さん!

1回表が終わると、首をかしげながらベンチに戻る岩貞がいた。
マウンド上に、バッターボックスに向かうレールみたいに2本の線が引いてあるのを上からのカメラが捉えていた。
その線の間に踏み込もうと、自分の身体に教えていたようだった。
調子が悪そうだ。(クラッ)

4回表。
野村の三遊間のゴロが思ったより跳ねず、グラブの下を通過させてしまった鳥谷。前日に続き今日もショートでスタメンの北條がカバーに回っていたが、「ぎゃっ」と驚いていた。まさかトリさんが捕れないなんて思ってなかったのだ。無理もない。だけどいつもと違うグラウンド状況でいつもと違うことが簡単に起こるってことを、北條は頭に入れておかなければならない。
(って、捕れなかった鳥谷にお咎めなしという理不尽。しかも北條はちゃんと捕球してアウトにしたじゃないか。許せ北條w)

その北條。この試合まで打率「.000」
ヒットが出なくて苦しんでいたが、これも何かの縁なのか、さっきのカバーした4回の裏に野村の取り損ないによって一塁セーフ。
すぐにボードを見て、「H」のランプが点いたのを確認すると、ホッとした表情を見せた。
これがきっかけになったのか、北條このあともヒットが続き猛打賞。極端(笑)
でも、よかった。毎日本当に辛かったと思うのだ。
陽川も、調子はずっと上向きだ。ナバーロとロサリオが上がる頃、どうしたらいいのだ。
そして、原口の勝負強さはどこからくるんだろう。ナイスバッティング!

先発ピッチャーが早めに降りてしまった場合の、あとから投げる若手ピッチャーが苦しい。
がんばらな。
野手は、若いピッチャーが小さくならないように、もっと、がんばらな。
さぁ、カード最後ぐらいは勝っておこう。

がんばれ!タイガース!

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