中谷やったホームラン!エースメッセの完封勝利!

〈8/4 阪神 3-0 ヤクルト (京セラドーム)〉

:メッセンジャー
:ブキャナン

7回裏。
ロジャース、3打席目だったが黒バットで打った「最終打席」。この日ようやくチーム2安打目、それが初の得点圏というチャンスを得た。

レッツゴー!なーかーたーにー!
スタンドぐるり、タイガースファンが高らかに歌うチャンスマーチ。
中谷の打席は堂々。追い込まれるまでは自分のバッティングをする。その意志はスワローズバッテリーに伝わり好投のブキャナンにプレッシャーをかける。
カウント1-1の3球目。
来た!
ここで慌てたり力んだりして打ち損じてしまう…というのが、今年の中谷には本当に少ない。

呼び込んで自分のポイントで打つのだ。ほんのわずかその一瞬を待つ時間というのが中谷を見てたらあって、そしたら次の瞬間打球は弧を描いてる。
待ち望んだ「右の大砲」の姿を中谷に見る。

「これが5番バッターの、ポイントゲッターの、仕事です!」
GAORAでの寺西アナの実況に、「うんうんうんうん!」
バントを命じられたこともあれば、クリーンナップに打順を置いても途中で外されることもしばしば。
そのたびに中谷はやり返してきた。
最近は、中谷と金本監督の仲良しのケンカをずっと見てる気がする(笑)

そしてこれがメッセに強烈な援護点となった。
相手ミスで得た1点。たったこれだけでゲームを進めてきたのだ。大きかった。

今日のメッセは、見応えあった。
遅い大きなカーブに、落差あるフォーク、そこにいつもより走ってたストレート。
コントロールは冴えに冴え、梅野は遊びのゲームでも楽しむかのように、球種とコーナーを使い分けた。
メッセはどんなサインを出してもそこへ投げ込み、テンポよく、ちょっと低いかなって山田哲人には気の毒なジャッジもあったけど、それも含めてメッセと梅野のバッテリーが勝っていた。

前夜は、延長12回4時間34分、投手陣をつぎ込んだ引き分けのゲーム。
メッセは「いつもと同じ」ように「最後まで投げる」とマウンドに向かったが、「いつも以上」だったに違いないのだ。
メッセは強い。
強いことは優しいことでもある。
強くて優しいメッセが大好きだ。

試合時間は、2時間20分。
もっと見ていたいような早さで試合は終わった。

ホームランを打った中谷とハイタッチをするベンチ。
アゴタッチが途中何度も入るせいで、最後尾で待つメッセのところまで中谷がなかなかやって来ない!
中谷を待つメッセの笑顔がよかった!

[今日のロジャース]

白いタテジマのユニフォームに黒いソックス。オールドスタイルがよく似合うってぼんやりと。パンダそのままじゃないか!(笑)

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