2024年01月30日(火曜日) 14:46 地域・まち文化・スポーツ

【阪神】岡田監督スタジオ出演“全発言”(上)、「若手にチャンスいっぱいある」

■当時は3人部屋

阪神タイガースの岡田彰布監督が1月26日、サンテレビの『熱血!タイガース党』に生出演した。
目前に迫ったキャンプへの考え方、期待する若手選手など、岡田監督の全発言を紹介する。
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<本番前のミニ番組『もうすぐタイガース党』に生出演>

—ファンの方から質問。試合前のメンバー表交換時に審判とどんな話を?

「審判には、『また、あんたか』みたいな(笑)。『よく会うなあ』とかね」

—審判といい空気を作る

「味方に付けないといけないんでね、ある程度ね」

—カープの新井貴浩監督にはジャブを

「『元気か』とか、広島、調子よかったから『顔色ええな』とかね(笑)」

(監督が阪神入団3年目のキャンプ映像が流れる)

「最初の2年はアリゾナ。(この年は)ハワイキャンプなんですけど、半分、安芸(高知県安芸市)でやって。(旅館の)和室で3人部屋ですよ。個室じゃなかった。先輩ばっかりで……」

阪神タイガース 80岡田彰布監督/1月26日 サンテレビ(神戸市)

 

■コンバットマーチが

<午後8時、『熱血!タイガース党』>

(スタジオに現役時のコンバットマーチが流れて岡田監督が登場)

「この曲は久しぶりですね」

—日本一達成後、スタジオには初めて

「初めてですね」

—各所からおめでとうの声

「ほんと忙しかったですけどね。優勝して日本一になったんでね。いい意味の忙しさですね」

(岩貞祐太・伊藤将司両投手の自主トレ映像が流れる。2人から監督に、頑張りますとメッセージ)

「当然、(2人は)1年間の戦力として見てるんで。伊藤、去年ちょっと出遅れても、後半だけで7勝。2ケタ勝ったし(10勝5敗 完封2)。ほんと、最多勝を狙うぐらいの気持ちでやってほしいと思いますね」

—岩貞は具志川(沖縄県具志川市、去年から2軍キャンプ地)でスタート

「やることは、みんなわかってるんで。岩貞とか、岩崎(優)とか…ベテランではないが、チームの中では、けっこう上の方なんで。ツークールちょっとぐらいは、具志川でゆっくり自分の調整をして、それから1軍の宜野座(沖縄県宜野座村)に合流したらいいと思います」

現役時代の岡田監督、阪神入団3年目のキャンプ/高知・安芸市営球場

■「新戦力」は復活の湯浅

(湯浅京己投手の自主トレ映像が流れる)

—湯浅の復活が一番の補強だと

「新戦力と思っている。去年は、WBCとか色々あって……僕は(監督に就任して2022年)11月から合流したが、(練習で湯浅は)ほとんど日本のボールでやってない。WBCのボールでやっていたので、なかなか、その力量を見る機会がなかった。 で、ギリギリやったでしょ、(シーズン)開幕ね、帰ってくるのも。だから、最初ちょっと後ろ(リリーフ)でやったが、やっぱり、調整が難しかったんじゃないかな。だから、今年は、ほんとに、新戦力として見てますよ。去年はもうゼロにしてね」

—去年の日本シリーズ、湯浅を使おうと?

「あ、うん、思ってた。フェニックスリーグからずっと調子がいいのは聞いてたんで、秘密兵器じゃないけどね。短いイニングだったらいけそうな感じはしましたけどね」

(森下翔太ら2年目の選手が大阪天満宮の神事に参加した映像が流れる)

—森下がキャンプで鍛えるべき所は?

「鍛えるっていうか、赤星(憲広氏)が(キャンプの)臨時コーチに来るんで、森下はいちばん頼むとは言っといたですね」

—走塁面?

「去年1個かな、盗塁。もうちょっと走れると思うんですけどね」

(2024新作グッズ内覧会の映像が流れる)

—球団グッズ担当者は、岡田監督グッズの売り上げは、選手4人(1位・近本光司、2位・中野拓夢、3位・大山悠輔、4位・佐藤輝明)に続いて5番目だと

「だいぶ儲けたですけどね(笑)」

熱血!タイガース党 (左から)濱中 治・幹事長、武田訓佳・秘書、岡田彰布監督、福本 豊・党首

■紅白戦後に入れ替えも

(沖縄キャンプ日程を紹介)

—休みは去年より1日減って4日間(2/5、2/9、2/15、2/21)

「土日はもう絶対練習する。土日は練習とか、紅白試合をするのでこうなったと思います」

—練習内容は

「もうコーチに任せてますから。キャンプでそんなに変わったことは…(しない)。反復練習っていうか、そういう繰り返しなんでね。毎年の」

—去年は守備を重点的に

「去年はとにかく守備。ポジションも変わった(ファースト大山、セカンド中野、サード佐藤輝、ショート木浪聖也に固定)。今年は、それほどポジションは変わらないと思うんで…。でも、守備から入った方がいいのかなと思います」

—去年のキャンプで外野から内野へ低くて速い球を返していた

「相手チームを1つでも前の塁に行かせない。徹底して1年間やったんで、失点とか、ピッチャー陣も助かってると思います」

—それは今年も継続?

「ずっと継続。これはもう、継続でね」

—実戦は2月11日、12日の紅白戦

「前に比べると実戦がすごく早くなっている。選手の仕上がりも早いんです。自主トレも1月(からやって)、2月1日、体ができあがって、すぐに試合できるような形で入ってくる選手が多い。でも、まず全体練習ですね、チームの連携とかまず徹底的にやってから、実戦に行こうかなと(思う)」

—キャンプ地が1軍も2軍も沖縄に

「これはもう助かりますね。安芸から沖縄行くのはちょっとね(笑)。前は入れ替えの移動で、1日、使ってしまった。去年も、2軍へちょっと行ったが、(今年も)いつでも行ける。メンバーも、ベテラン組、実績ある人は2軍スタートにしている。若い選手は、すごくチャンスはあると思います。具志川組にしても、チャンスはいっぱいあると思いますね」

「(1軍キャンプの)人数はピッチャー20、野手20。バッティング回りにしても、あまり多くても、時間が長くなるだけなんで、それは選手も分かってると思いますよ。11、12、紅白やるけど、そのへんで(1軍と2軍の)入れ替えをしようかなと思っているんで、だから1軍宜野座組に抜擢された若手は、そこまではもう必死ですよね」

1軍キャンプ 投手メンバー(赤字は新加入選手)

—1軍メンバーに高卒2年目のピッチャー、門別啓人(東海大札幌高 ドラフト2位 左投げ)と茨木秀俊(帝京長岡高 ドラフト4位 右投げ)を抜擢

「去年11月の(秋季)キャンプで門別はいけるぞと、いいもの見せてもらったんで。門別と茨木は日本シリーズ前(の練習で)、シートバッティングで甲子園で投げた。高校から2年目だけど、1人だけ(上げる)というのも(よくない)。1番年下でね。気を遣う部分もあるかもわからないけど、2人、同じ年で上げると、キャッチボールの相手も行けるし、行動が一緒に行けるんで。ワンセットじゃないけど、両方が最後まで残れるように頑張ってくれたらいいと思います」

—門別はローテーション入りも?

「それは可能性ありますよね。もう全然ありますね」

~「下」に続く~
(浮田信明)

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