兵庫県は、子どもの新型コロナ感染が増えているとして、子どもたちにワクチン接種について理解を深めてもらおうと絵本を制作しました。

兵庫県のホームページで今月6日から公開されているこちらの絵本。「ワクワク王国」と名付けられた王国が「コロナ」に攻撃を受け、ワクチンを打つことで王国を守れるというストーリーで、男の子が「ワクチンはかせ」から副反応や効果について学び、自分で接種することを決めます。

この絵本は、新型コロナの第6波以降、子どもの感染が増えている一方でワクチン接種率が低いことを受け、子どもたちが自らワクチン接種について考えるきっかけにしてほしいと、兵庫県立こども病院の笠井正志医師が制作。

小学校低学年を対象とした子どもたちに分かりやすい内容にするため、千葉県の国際医療福祉大学医学部の学生にイラストなどを依頼して作りました。

絵本はより多くの人に見てもらえるよう英語版も制作されています。また、ホームページからダウンロードも可能で、県は図書館や学童保育などで活用できるよう検討しています。