県立明石公園の樹木の伐採をめぐり、兵庫県の斎藤知事は4日、公園内を視察し、「樹木の伐採を一旦中断する」と発表しました。

斎藤知事は、4日午前10時半からおよそ1時間半かけて関係者らと県立明石公園を視察しました。

明石公園をめぐっては、兵庫県が2018年から石垣の保全や景観の向上を目的に樹木の伐採を行っていて、市民団体が「過剰な伐採」などとして計画の見直しを求める要望書を県に提出したほか明石市の泉市長も明石公園の在り方を検討するプロジェクトチームを庁内に設置しました。

視察を終えた斎藤知事は、樹木の伐採は妥当としたものの情報発信が足りなかったとし、「公園内の樹木の伐採を一旦中断し、地元と合意形成をした上で対応を進めていきたい」と述べました。

斎藤知事は、4月11日に明石市の泉市長と面会し、樹木の伐採について意見交換する予定です。