家族の介護や看護を若くして担う「ヤングケアラー」を支援しようと、兵庫県が立ち上げた検討委員会が支援策をまとめ、3月10日、知事に提案書を提出しました。
県庁で開かれた式には、斎藤知事をはじめ、ヤングケアラーへの支援策を検討する委員会の座長で大阪歯科大学の濱島淑恵教授ら3人が出席しました。
検討委員会は、若くして家族の介護などを担う18歳未満のヤングケアラーへの支援策を考えようと、県が去年9月に設置しました。
3月10日は電話やメールによる相談窓口を設けることや、県が市や町に対しヤングケアラーが適切なサービスを受けられるよう指導することなどを盛り込んだ提案書を知事に手渡しました。
県はことし春ごろをめどに、ヤングケアラーを対象にした相談窓口を設ける方針を示しています。