尼崎市が建設を進めてきた市立学校給食センターが完成し、12日から市内の中学校で一斉に給食の提供が始まりました。
このうち尼崎市立成良中学校には、正午過ぎ、生徒たちに初めて給食が届けられました。
尼崎市では、これまで給食の提供は小学校までで中学校は原則個人で昼食を用意する必要がありましたが、保護者からの要望で給食センターが新たに整備され、市内の17校およそ9400人を対象に全員給食制が実現しました。
初日のメニューは牛肉のしぐれ煮のほか、市内で育てられたお米や、小松菜を使ったおひたしなど6品で、感染対策のため「黙食」でしたが、生徒たちは小学校卒業以来の給食を楽しんでいました。
生徒1人あたりの給食費は、1日310円だということで尼崎市では今後食育にも力を入れていきたいとしています。