兵庫県では県民の県内旅行の代金を割り引きするキャンペーンが行われていて、新型コロナの影響で打撃を受けている観光地ににぎわいが戻ってきています。
「ふるさと応援県民割」は、新型コロナの影響に苦しむ観光業界の回復を狙い、県民の県内旅行での宿泊代金などを1人1泊最大5000円割り引くものです。
神戸市の有馬温泉街では11月28日、訪れた人たちが足湯や街歩きを楽しむ姿が見られ、温泉街ににぎわいが戻っていました。
(観光客)
「紅葉見ながら温泉気分を味わおうかなと」
一方、淡路島の洲本温泉。
宿泊施設の支配人は、「県民割」が始まった10月から予約が急激に増えていて、その効果を実感していると話します。
(海月館・尾上実支配人)
「11月に入ってから稼働も100%近い状態で平日も満室が続いています」
南あわじ市の観光施設「イングランドの丘」でも28日、多くの観光客の姿が見られました。
(観光客)
「県民割で来ました。とても良かったみんな兵庫県民なんで」
(淡路ファームパーク イングランドの丘・斎藤直幸さん)
「私たちだけじゃなく、観光全体が動き出してくれることを願っています」
「県民割」の予約や利用は12月31日までとなっています。