2021年11月25日(木曜日) 11:41 地域・まち報道特集・ドキュメント

淡路牛の新ブランド「淡路島レザー」誕生

この度淡路島に新しいブランドが誕生しました。その狙いとは?淡路総局の神子素カメラマンが取材しました。

玉ねぎにハモ、シラスなど淡路島生まれの名産品の数々。そして忘れてはならないのが淡路島生まれの淡路牛ですが、そこからこの度新しいブランドが誕生しました。

(神子素カメラマン)
この度淡路島の名前が付いた牛革のブランドが誕生しました。

淡路牛の革を使った「淡路島レザー」です。先日、そのブランドの商品発表会が、淡路島の淡路家畜市場で行われました。

発表会では5人の作家が作った革製品が登場。淡路島レザーを使った財布や靴、さらには椅子まで。バラエティに富んだ作品が披露されました。

なぜ今淡路牛の革を使ったブランドを立ち上げたのか。淡路島レザー協議会の高原悠代表に聞きました。

(高原代表)
きっかけは新型コロナの影響で、淡路島の肉の消費が減ったことと牛革の単価が下がったということ。淡路島レザーという新しいブランドを立ち上げることで生産者の助けになればいいなと。

淡路島では島全体で1万9000頭の牛が飼育されていて、そのうち「淡路ビーフ」として認定される淡路牛は年間200頭ほどしかいないといいます。

その淡路牛を育てる五色ファーム。ここで牛たちは30カ月にわたり、皮を傷つけないように屋内で丁寧に育てられています。

(生産者)
(ブラッシングを)定期的にやります。20分くらい。毛に逆らってブラッシングしたら古い毛が取れて良くなるんです。

淡路牛の革から生まれた淡路島レザーの特徴とは。南淡路島で革製品の工房を営む革職人に話を聞きました。

(Fonda leatherworks 井口裕章さん)
革はすごくいいです。いままで海外の高級レザーをいろいろ使ってきたんですけど全然遜色もなくて。同じくらいのレベルで使える革だなと思っています。

井口さんは淡路牛の育て方に淡路島レザーの特徴があると言います。

(井口さん)
外の牧場で放し飼いをしていたら、どうしても体を搔くのに有刺鉄線とかにこすったりとか虫刺されとかもある。
革になったときにそういうのがあまり多いと使いにくいんですけど、淡路島レザーはそんなことないと思います。傷は少ないほうだと思います。

一方、淡路島レザーを使った商品を作る作家の丸林さんも、革の印象をこう話します。

(革作家 丸林貴博さん)
私自身も今まで扱ってきた革でちょっと初めてな感じはしてます。
自分で作ってみるとすごくしっとりというかもっちりというか。イタリアンレザーで脂がたくさん入った革があるんですけども、それに匹敵するぐらいに。正直自分で作っていても「いいな」という実感はありました。

傷もなく柔らかな風合いを持つ淡路島レザーの商品には、もうひとつ仕掛けがあります。

作られた商品ひとつひとつに牛の個体を識別する証明番号が付けられます。これは飼育中にも付けられている世界にひとつしかない番号で、すなわちどんな牛から商品が生まれたのかをさかのぼることができます。

この番号にも淡路島レザーへの想いがありました。

(丸林さん)
(個体識別番号の)取り組みをされている革それ自体は非常に少ないので、製品を手に取ったときに番号で検索していただくと、その牛がいつ生まれたとかどこで育ったという情報がすべて分かるので、淡路島に興味がある方でしたら、より強い愛着が湧くんではないかな。

(高原代表)
今回をきっかけに淡路島の資源の中で活かされてないものが他にあるのではないかなと。
淡路島のブランドとして活かすことにより、作家や生産者にスポットライトが当たり、それを受け取った商社の方たちが淡路島に興味を持っていただき、盛り上がっていけばいいなという風に思っています。

 

 

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