8月24日に開幕する東京パラリンピックを前に聖火として東京に送られる「明石の火」の採火が、16日に明石市内で行われました。
明石市の障害者の入所支援施設大地の家では、シッティングバレーの日本代表として北京とロンドンのパラリンピック出場した岡平ゆかりさんや入所者が参加して採火されました。
明石市が明石原人やアカシゾウの化石発掘の地であることから原始時代の火起こし器まいぎり式で火起こしが行われ、入所者が職員の手を借りながら挑戦しました。
およそ15分後、小さな種火が付き、岡平さんの手によってランタンへと移されました。 パラリンピックの採火をめぐっては神戸では東遊園地の「1・17希望の灯り」の炎がランタンにともされたほか、姫路市では、15日に前回1964年の東京オリンピックで聖火が灯された陸上競技場の炬火台で「ひめじの火」がつくられました。
県内37か所で採火された火は16日夜、神戸市でひとつに集められたあと「兵庫県の火」として東京に運ばれ、24日の開会式で聖火台に灯される予定です。