2021年07月29日(木曜日) 18:24 地域・まち

神戸大学 光免疫療法の治療センターを設置

神戸大学は、29日医学部付属病院に光免疫療法を専門に行う治療センターを設置したことを発表しました。

神戸大学が新しく開設したのは、頭頸部がんの治療を行う光免疫治療センターです。

光免疫療法は、兵庫県出身でアメリカ国立衛生研究所の小林久隆主任研究員が開発した治療法です。この治療法では、アキャルックスという新薬を使用し、新薬とがん細胞を増殖させる受容体を結合させ、レーザー光を当てることでがん細胞を破壊します。

抗がん剤や放射線などを使用しないため患者の負担が少なく、神戸大学がことし5月に行った治験では光免疫療法を受けた西宮市の70代男性のがん細胞の7割が壊死するなど期待通りの効果が得られていて、28日患者1人の治療を開始したということです。

治療は保険も適用され、症状にもよりますが4回ほど実施されます。今後、国際がん治療・研究センターと連携して、月に3、4人の治療を行っていくということです。

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