関西空港に、川崎重工業などが開発した新型コロナウイルスの自動PCR検査ロボットシステムが設置されました。
国際線向けは全国で初めてです。
関西空港4階の国際線の出発ターミナルの入り口に設置されたのは、川崎重工がシスメックスとメディカロイドと共同開発した長さおよそ12メートル、幅およそ2・5メートルの自動PCR検査ロボットシステムです。
このシステムでは、1日最大2500件を全自動で検査することが可能で、これまで人が行ってきた工程をロボットが代わりにすることにより、大量の検査を高精度で安定して行えるとともに、医療従事者の感染リスクを減らすことができます。
また、検体を検査場所まで運搬する時間がなくなるため、採取してからおよそ80分で検査が完了。 その場で結果が分かり、チェックイン前に陰性証明書を発行してもらえるということです。
システムが設置されるのは国際線では国内初で、今年の夏頃に検査の開始を予定しているということです。