緊急事態宣言が発令されるなか、多くの人に見頃を迎えたふじの花を見てもらおうと、参拝を中止している丹波市の白毫寺がインターネットで映像を配信しています。
丹波市の白毫寺のふじは、通常のふじよりも花の房が長いことから「九尺ふじ」と呼ばれていて、毎年この時期には、およそ120メートル続く藤棚を目当てに、大勢の観光客が訪れます。 このほかにも花が丸く見えることから「玉藤」と呼ばれる八重のふじなども見頃を迎えていますが、ことしは去年に続き「藤まつり」は中止。 4月25日からは境内の参拝も受け入れを停止しています。
この藤棚を多くの人に見てもらおうと、住職の荒樋勝善さんは、自らがカメラマンとなり映像に収めてネットで配信しています。 荒樋勝善さんは「多くの方が楽しみにしてくださるのに見に来られないということで少しでもご自宅で鑑賞していただければということで発信しています」と話していました。 白毫寺の九尺ふじの写真や映像は寺のHPやフェイスブックなどで見ることができます。