伝統芸能の狂言文化の継承をはかろうと兵庫県の丹波篠山市で、子どもたちによる発表会が開かれました。
「丹波篠山子ども狂言」は、子どもの頃から伝統芸能に触れてもらおうと丹波篠山市在住の狂言師山口耕道さんが始めたもので、今年で12回目となります。発表会では、昨年6月から練習を重ねてきた地元の子どもたち10人が参加し、子どもの成長を願う親の気持ちが現れた「以呂波」などの演目を披露しました。
観客は「素晴らしい時間を過ごさせていただきました。私も末裔がいたら習わせたいです」「今回も長いセリフだったけれどうまいことできたかなと思って親としてはほっとしています」などと話していました。
主催した山口耕道さんは「狂言を見る機会に触れていただくのと、子どもたちが頑張っているのを見て応援してあげようという人が1人でも多くいればありがたい」と話していました。山口さんは今後も古典芸能の素晴らしさを伝えていきたいとしています。