2021年03月05日(金曜日) 11:06 地域・まち文化・スポーツ

【Bリーグ】西宮ストークス、強さの秘密は?

■ボンズ加入から快進撃

男子プロバスケットボールBリーグ2部(B2)西宮ストークスが止まらない。
前週のアウェイ熊本戦で連勝は「13」となり、チーム記録を更新中。
B2西地区の首位を走り、地区優勝へのマジックナンバー「16」が灯った。

1月にアレクサンダー・ルオフがドイツのリーグに復帰するため退団。
急遽、B1川崎から西宮に移籍したのがマット・ボンズ(25歳 アメリカ)だった。
加入して2戦目のアウェイ越谷戦(1月24日)で29得点をマーク。チームも延長戦を制して勝利し、ここから西宮の連勝が始まった。

マティアス・フィッシャーHC(ヘッドコーチ)はボンズについて、「オフェンスもディフェンスも素晴らしい。ボンズが“4番”(PF)のポジションに入ったことで、谷直樹や福田真生が本来の“3番”(SF)に戻って、気持ちよくプレーできていることも連勝の要因だ」と語った。

またベテラン司令塔・松崎賢人(育英高出身)は、「(ボンズは)チームに勢いをもたらしてくれた。(攻撃時に)リバウンドから自分ひとりでリングにアタックしてくれる。今までストークスができなかったプレーだ」と称賛した。

■勝負どころで集中力

前週の熊本戦では、2戦とも松崎が終盤に値千金の3点シュートを決め、勝利につなげた。
松崎は、「たまたま美味しい所で決まりました」と笑いながら、「みんな言いたいこと言って話し合っている。勝負どころでの集中力がすごい」とチームの現状を語った。

フィッシャーHCは、「チーム全体でボールをシェアしよう、空いてる選手を見つけてボールを回そう、という意識が高まっている」と分析。
「これから大事な時期に入っていく。プレーの強度を上げるとともに、全員が健康を保ちケガをしないのも大切だ」と語った。

■週末は加古川で茨城戦

B2リーグはレギュラーシーズン60試合を戦い、東西地区の上位計8チームがプレーオフに進出する。プレーオフはトーナメント制で、勝ち上がった上位2チーム(B1ライセンスが必要)がB1に昇格する。

西宮は3月6、7の両日、加古川市立総合体育館で東地区2位の茨城ロボッツと対戦する。
2月28日の熊本戦で「アンスポーツマンライクファウル」を2度宣告され、退場処分を受けたデクアン・ジョーンズは、6日の試合は出場停止となった。
(浮田信明)

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