■22日から後半戦

卓球のプロリーグ「ノジマTリーグ」は、1月22日から女子の後半戦が始まる。
大阪府を本拠地とする2チーム、日本生命レッドエルフと日本ペイントマレッツ（ニッペM）が22日に東和薬品RACTABドーム（大阪府立門真スポーツセンター）で激突する。

Tリーグは14日、1月に大阪府で開催される女子8試合について無観客に変更すると発表した。

■3連覇めざす日本生命

Tリーグ女子初代チャンピオンで、昨季も連覇した日本生命は現在2位につけている。

東京五輪代表に内定している平野美宇は出場していないが、早田ひなが大活躍。
シングルスで14勝し、個人ランキングで石川佳純（木下アビエル神奈川）らを抑えてトップに。前期のMVPにも選ばれた。

さらにシングルス6勝のユ・モンユ（シンガポール）や、ダブルス8勝の前田美優・16歳赤江夏星のコンビら選手層は厚い。

チームはここまで9勝3敗（勝点28）で首位KA神奈川に4ポイント差。3連覇へ向けて後半初戦は落とせない。

■チーム力向上のニッペM

ニッペMは、世界ランキング23位の加藤美優と、五輪メダル3個のフォン・ティエンウェイ（シンガポール）が引っ張る。

両選手がそろって出場した昨年12月24日の日本生命戦では、加藤が昨季のMVP森さくらを破るなど、今季3戦目でライバルに初勝利。
翌日のトップおとめピンポンズ名古屋戦も勝ち、連勝で前期を終えた。

現在3勝6敗（勝点9）の3位。目標のファイナル進出へ、日本生命に連勝して弾みを付けたい。

＜ノジマTリーグ＞
創設から今季で3年目。男女とも4チームで構成。各チーム6人以上の選手が所属する。
10月から翌2月まで、各チーム7回戦総当たりで計21試合を戦い、1位と2位がファイナルを行って優勝を決める。
1試合でダブルス1マッチ、シングルス3マッチの計4マッチが行われ、勝敗が2-2なら第5マッチ（シングルス）が行われる。
今季は前半戦が無観客で行われた。
（浮田信明）