明石市のサービス付き高齢者住宅で職員が利用者を虐待していた事件で、防犯カメラの映像を消したとして施設経営者の男など2人が書類送検されました。
証拠隠滅の疑いで書類送検されたのは、いずれも50代で、明石市のサービス付き高齢者住宅「シルバーハウスはやしの南」を経営する男と施設管理者の男の2人です。
この施設では、去年9月、元職員の介護士が認知症を患う80代の男性入居者をたたいたり蹴ったりするなどしたとして逮捕・起訴され、今月12日、暴行の罪で執行猶予付きの有罪判決を受けました。
書類送検された2人は、元職員の逮捕前に警察に相談していましたが、その後、映像が世に出ると施設の経営が立ち行かなくなると考え、暴行の様子が映った防犯カメラの映像を消去した疑いが持たれています。
調べに対し2人は容疑を認めているということです。