姫路市議が市職員を威圧的な言動で叱責した問題で、市議の行為が不当要求行為にあたるかを審査していた市職員倫理審査会は27日、「不当要求行為に当たる」として市長に答申しました。
姫路市議の言動が不当要求行為に当たるかを審査していた市職員倫理審査会は、3回にわたる審議の末、27日姫路市長に答申しました。
市の記録によりますと、市議は去年、建設局の職員に対し「気つけてもの言えよ」などと威圧的な言動で叱責したことが分かっています。市はこの行為を「不当要求行為の恐れ」と認定しましたが市議会は「明らかに不当要求」として再調査を要望していました。
協議を重ねた審査会は、市議の行為が不当要求行為にあたると判断したうえで「市が不当要求として扱っていなかったことは市職員の倫理と公正な職務の確保に関する条例の運用が適正になされていなかった」とする意見をまとめました。
また、情報公開請求の結果、不当要求行為に当たる言動をしたのは姫路市議会の松岡廣幸市議であることが明らかになりました。 答申を受け、市は不当要求行為を認定し再発防止に努めたいとしています。