生涯スポーツの世界大会「ワールドマスターズゲームズ2021関西」の組織委員会は28日、来年5月の開催時期を1年程度延期すると発表しました。
「ワールドマスターズゲームズ2021関西」の組織委員会は28日理事会を開き、会見で来年5月に開催を予定していた大会を1年程度延期すると発表しました。
ワールドマスターズゲームズは原則、30歳以上であれば誰でも参加できる生涯スポーツの世界大会で、1985年にカナダのトロントで始まりました。 日本での大会は関西を中心に35競技59種目が行われる予定で、およそ5万人の出場を見込んでいて、これまでにおよそ1万5000人がエントリーしています。
しかし、新型コロナウイルスの感染の収束が見通せない中、世界から多数が参加するイベントの開催は困難である上、交流やツーリズムを楽しむという開催の趣旨をかなえることが難しいことから延期が妥当だと判断したということです。大会の延期は11月4日にスイスで開かれる国際マスターズゲームズ協会の総会で提案され、正式に決定されます。