土地取引の基準となる地価が発表され、兵庫県内の商業地が5年ぶりに下落に転じるなど少なからず新型コロナウイルスの影響が出ていることが分かりました。
2020年の基準地価は県内では前の年と比べて住宅地が1.1%下落し、商業地はマイナス0.1%と、5年ぶりに下落しました。
住宅地で最高価格だったのはJRや阪急の駅が徒歩圏内で利便性に富んでいる神戸市東灘区岡本2丁目で、1平方メートルあたり、58万5000円と19年連続でのトップとなりました。
一方、商業地では神戸市内で最も上昇率が高かった三宮町1丁目で2.3%上昇したものの、県内全体ではマイナス0.1%と下落に転じたのはインバウンドやホテル需要の下げ幅が大きくなるなど少なからず、新型コロナウイルスの感染拡大の影響がみられるということです。