去年10月、神戸市須磨区の自宅で祖母を介護中に殺害したとして、殺人の罪に問われている女に対し神戸地裁は18日懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡しました。
神戸市須磨区の元幼稚園教諭の女(22)は去年10月、自宅で介護していた祖母(当時90)の口にタオルを詰め込み、窒息させ殺害したとして殺人の罪に問われました。
これまでの裁判で弁護側は、女が介護による睡眠不足と適応障害の影響で心神耗弱状態だったとして執行猶予付きの判決を求めていました。
18日の公判で神戸地裁の飯島健太郎裁判長は、「犯行は危険なものでいささか短絡的」と指摘した上で「認知症の被害者を一人で介護し心身ともに疲弊していたことから犯行を強く非難することはできない」として女に対し、懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡しました。