兵庫県の淡路島での新型コロナウイルスの患者を一手に引き受けてきた医師らが会見し、職員らの恐怖や葛藤を語りました。
県立淡路医療センターは淡路島で唯一の感染症指定医療機関で、これまで島内で確認された10人の新型コロナウイルス感染者の治療に当たりましたが、未知のウイルスへの対応に不安を感じる職員もいたといいます。
センターでは時差通勤やマイカー通勤を認めたほか、通院している患者から院長に届いた1枚のはがきを紹介したということです。
センターの新型コロナ患者は全員退院しているということです。
洲本健康福祉事務所によりますと島内の感染者10人のうち9人は北部の淡路市に住む人で、都市部との往来や複数での飲食など感染の可能性がある行動があったということで、「第2波」に備え、改めて「3密」防止を呼び掛けています。