新型コロナウイルスの影響で兵庫県内の中小の旅行代理店も経営に大きな打撃を受けていて、現状を知ってほしいと声をあげています。
「3、4、5月の旅行は全部キャンセルになってきてます」
「90~100%減いってますね、先が見えないんで」
急激な経営環境の悪化を訴えるのは、丹波市の旅行代理店・ハートトラベルの山口嘉幸社長です。
地元の人たちの旅の手配をしていますが、新型コロナウイルスの影響で旅行や出張を控える人たちが2月中旬から急激に増えて、大きなダメージを受けていると言います。
「旅行会社なんて全然人も集まっていないガランとしたとこあるんですけど、報道で映るのはほとんどないですね」
県の旅行業団体の代表も務める山口さんは、加盟する167の中小の旅行代理店に壊滅的な影響があるとみています。
「90%減以上、100%減の会社も多いかもしれません、あとどれくらい続けられるかなというところです」
「2、3社は聞きました、まだはっきりしていないけど、これやったら閉めないとと」
政府は今後、旅行代金などを補助する事業を行うことを決めていますが、休業要請を受けてあす4月19日から店を休む山口さんは、収束が見込めない中でより踏み込んだ支援を訴えています。