兵庫県佐用町で20人が犠牲となった水害から9日で10年を迎え、遺族や地元住民が献花台に花を供えて犠牲者を追悼しました。
町内の「復興ひろば」には遺族などおよそ80人が集まり、犠牲者の名前などが刻まれたモニュメントの前で黙祷を捧げました。
10年前の8月に発生した豪雨災害で佐用町では死者・行方不明者があわせて20人に上り、住宅およそ1800棟が浸水などの被害に遭いました。
9日は追悼行事が営まれ、庵逧典章町長が「教訓を風化させることなく安全安心に暮らせるまち作りに努力を重ねていきたい」と挨拶しました。
その後、モニュメントの前に設けられた献花台に参列者が花を手向け、犠牲者の冥福を祈りました。参列者は災害の教訓を胸に刻み、防災への誓いを新たにしていました。