ドラマ15「燕雲台-The Legend of Empress-」

燕雲台-The Legend of Empress-

毎週月-金曜日 15:04～放送

伝説の皇后、誕生。
いま初めて明かされる、中国史上初の征服王朝〈遼〉の物語！
愛と陰謀の渦中で、国家統一を果たした伝説の皇后の激動の生涯を描く、本格歴史エンターテインメント！

契丹（きったん）人の国である遼の北府宰相・蕭思温（しょうしおん）の三女・蕭燕燕（しょうえんえん）は、父親と長女・蕭胡輦（しょうこれん）、次女・蕭烏骨里（しょううこつり）の愛を受けて真っすぐで勇敢な女性に育つ。そして、彼女は漢民族ながら遼の朝臣である韓徳譲（かんとくじょう）と出逢い、国の未来へ大志を抱く2人はやがて愛し合うようになる。一方、朝廷では暴君として恐れられる第四代皇帝・穆宗（ぼくそう）の座を狙い、権力争いが続いていた。そんな中、皇后を輩出する后（こう）族の筆頭である蕭家の三姉妹は、王位簒奪（さんだつ）の切り札とみなされていた。その結果、胡輦が穆宗の弟・耶律罨撒葛（やりつえんさつかつ）に、烏骨里が初代皇帝・太祖（たいそ）の孫・耶律喜隠（やりつきいん）に嫁ぐことに。残された燕燕は徳譲と婚約を結んでいたが、暗殺された前皇帝の息子で徳譲の親友である耶律賢（やりつけん）に見初められ…。

【出演】
ティファニー・タン／ショーン・ドウ／カーメイン・シェー／ジン・チャオ　ほか

【日本語字幕】

人物相関図

※画像をクリックすると大きくなります。

あらすじ【全48話】

2024年4月29日（月） 第31話　『連環の計』: 韓匡嗣は景宗・耶律賢に息子である韓徳譲の婚姻を促され夫人に相談する。韓夫人は耶律賢の身勝手さに立腹するが、息子が伴侶を得ることを願っていた。徳譲が蕭思温暗殺事件の調査を進めるうちに、耶律罨撒葛が仕掛けた複雑な罠が見えてきたが、朝廷で勢いを取り戻した罨撒葛には容易に手が出せず、その間にも罨撒葛の策略で徳譲と蕭燕燕の醜聞が広がっていく。そんな中、韓夫人に親のために妻を迎えろと言われ悩む徳譲のもとを李思が訪ねる。

2024年4月26日（金） 第30話　『流言飛語』: 蕭思温殺害の罪に問われた耶律喜隠が軟禁されると、夫の無実を信じる蕭烏骨里は韓徳譲に助けを求める。喜隠と会った徳譲は、やはり耶律罨撒葛が黒幕だと確信するが、証拠がつかめず手を出せない。蕭燕燕も烏骨里を気遣うが手助けはせず、三姉妹は一心同体という誓いに背いたことを悲しむのだった。一方、罨撒葛は蒲哥太妃を脅し、燕燕が産んだ皇子に危害を加えようと企んでいた。さらに蕭胡輦が身ごもると罨撒葛は次の手に打って出る。

2024年4月25日（木） 第29話　『摂政の座』: 景宗・耶律賢が倒れ１人で朝議に臨むことになった皇后・蕭燕燕は、腹心たちを集めて摂政の座を狙う耶律喜隠を抑えるべく話し合いを行う。喜隠の性格を読んだ韓徳譲が出したのは驚くべき策であった。一方、喜隠が動くことを見越した耶律罨撒葛も、燕燕と喜隠の対立を深めようと策を講じていた。そして朝議の日。燕燕は喜隠こそが朝政を担うにふさわしいと宣言する。有頂天になった喜隠は祝宴を開くが、そこに現れたのは…。

2024年4月24日（水） 第28話　『新たなる戦い』: 景宗・耶律賢は、耶律喜隠や女里、高勲という勢力を抑え込むために太平王・耶律罨撒葛を呼び戻すことにした。罨撒葛は耶律賢の思惑に気づいていたが、あえて喜隠たちの同盟を壊すことにする。その頃、安只は、帝位争いから距離を置く夫の寧王・耶律只没を見限り、太平王に取り入ろうとしていた。一方、蕭家の三姉妹は亡き父親の跡継ぎとして蕭継先を選び、墓前に報告。その後、蕭燕燕は無事に皇子を産むが、皆の標的になることを恐れていた。

2024年4月23日（火） 第27話　『狙われた皇后』: 韓徳譲が流した偽りの噂により、蕭海只と蕭海里は保身のために動き始める。しかし、女里と高勲は蕭思温殺害の首謀者として２人を告発。徳譲と景宗・耶律賢は、真の首謀者がいることを承知のうえで、海只と海里の処刑を決める。摂政の座を奪われたと蕭燕燕を逆恨みする耶律喜隠は、処刑のための矢を射る台に細工を施し、身重の燕燕を陥れようとしていた。そんな時、蕭胡輦のもとへ太平王・耶律罨撒葛からの文が届く。

2024年4月22日（月） 第26話　『立ち上がる皇后』: 韓徳譲は蕭思温暗殺の調べを進め、刺客が２派いたことや、致命傷を与えたのはさらに別の者だと突き止めるが真相解明には至らない。暗殺に関わった者たちも、ひそかに様子をうかがっていた。朝堂では空いた職位の後任を巡り、朝臣たちが紛糾していた。そのさなか、心労が重なった景宗・耶律賢は倒れてしまう。自暴自棄になる耶律賢を皇后・蕭燕燕が叱咤激励すると耶律賢は燕燕に朝政のことを相談し始め、自分を支える摂政を求めていると話す。

2024年4月19日（金） 第25話　『失意の再会』: 景宗・耶律賢と蕭思温は狩りへの道中、刺客集団の襲撃に遭う。標的は思温だったが、次に現れた１群は耶律賢を狙った。耶律賢は女里に守られて事なきを得るが、思温は命を落としてしまう。絶望した耶律賢は、それでも身重の皇后・蕭燕燕の前では事実を隠して気丈に振る舞うのだった。思温の遺体は燕燕の知らぬ間に魏府へ帰還し、蕭胡輦や蕭烏骨里たちは悲しみに暮れる。上京を離れて旅を続けていた韓徳譲の耳にも思温殺害の知らせが届く。

2024年4月18日（木） 第24話　『迫りくる陰謀』: 己の運命を受け入れ、ついに景宗・耶律賢に心を開いた蕭燕燕。夏捺鉢を終えて上京に戻ったあと、皇后に立てられた。韓徳譲は、贅を尽くした立后の儀だったと耳にして物思いに沈む。程なくして燕燕は懐妊し、歓喜した耶律賢は盛大に祝うことに。一方、遼の分裂の危機を３度も解決してきた耶律屋質が皇族一同に見守られながら息を引き取った。高勲と女里は、ある者に告発されたことから、蕭思温の暗殺計画を実行に移すことにする。

2024年4月17日（水） 第23話　『人生の選択』: 蕭燕燕は耶律賢が韓徳譲の様子を探っていると知り、激しく批判。耶律賢は過ちを認めて燕燕が後宮を離れることを許可し、失意のまま即位後初の南北大臣会議へ臨むことに。一方、耶律喜隠は生まれたばかりの我が子を皇帝夫妻の養子にして帝位を継がせようと蕭烏骨里に持ちかけるが、自分で帝位を奪えと激怒されたため、耶律罨撒葛を討伐して手柄を立てようともくろむ。そして迎えた会議で喜隠が罨撒葛討伐を提案すると賛否が分かれ場は騒然となる。

2024年4月16日（火） 第22話　『草原に生まれる命』: 韓徳譲は日連部の奴婢たちに親身に寄り添い、奴婢たちから“騰里の使者”と呼ばれて感謝されるが、長老の脱里は苦々しく思う。日連部の族長が病死すると、奴婢たちは殉葬者として連れ去られた。徳譲は彼らを救出するため、仲たがいした友の阿孛合が新族長となる継承式の場へと急ぐ。蕭燕燕は景宗・耶律賢と共に亡き懐節皇后の陵墓を参った。いまだ耶律賢を認めはしないものの、懐節皇后と世宗皇帝は理想の夫婦だと敬意を表する。

2024年4月15日（月） 第21話　『新しい妃（きさき）』: 耶律賢は即位したとはいえ、反撃の機会を狙う耶律罨撒葛、野心を隠さぬ耶律喜隠、二心を抱く叔父に囲まれ、常に危険と隣り合わせだった。己が最も信頼する妻の蕭燕燕とは相変わらず不仲だったが、改革について鋭い意見を述べる燕燕を見て喜びを隠せない。一方、実権を奪われた高勲と女里は、耶律賢に重用されている蕭思温に嫉妬する。女里は思温と対等に争うべく、姪の喜哥を妃にと願い出ると、耶律賢は意外にも、あっさり聞き入れるのだった。

2024年4月12日（金） 第20話　『民への思い』: 貴妃として景宗・耶律賢に嫁いだ蕭燕燕だが、心を開くことはなく、２人の間は冷えきったままだった。しかし改革を進めるためには皇后が必要であるという耶律賢の言葉に、燕燕はかつて韓徳譲から聞いた述律太后の話を思い出す。そんな時耶律賢が倒れ、病床にかけつけた燕燕は耶律賢の孤独を知る。一方、傷心のまま旅に出た徳譲は、草原で暮らす部族の中にも虐げられている民がいることを知り、改革の必要性を実感していた。

2024年4月11日（木） 第19話　『あなたがくれた名』: 韓徳譲は蕭燕燕との愛と家族の使命の間で苦悩する。父・韓匡嗣は生きて前を向き、遠くからお互いを見守ることも１つの愛だと説いた。燕燕は絶食し反抗を続けていたが、蕭胡輦から徳譲が来ると聞かされ、やっと食事を口にした。その夜、徳譲は燕燕を訪ね、２人は最後のひと時を過ごす。共に死にたいと訴える燕燕に徳譲は２人そろいの鈴を贈り、いつどこにいても、鈴を鳴らして燕燕を想うと伝え、かつて約束した漢名を燕燕の手に記す。

2024年4月10日（水） 第18話　『愛と使命』: 国外に逃げようとした蕭燕燕と韓徳譲は蕭胡輦に見つかり、その配下に行く手を阻まれる。２人は必死に抵抗するが、つないでいた手は離され徳譲はひん死の重傷を負う。燕燕は閉じ込められた自室から徳譲に会いたいと訴えるが胡輦は応えてやれない。燕燕と徳譲の行方を案じていた景宗・耶律賢は２人が見つかり安心するが、徳譲が重傷だと聞き燕王府に侍医を送る。ようやく目覚めた徳譲は、耶律賢の侍医に「うせろ」と言い放つのだった。

2024年4月9日（火） 第17話　『永遠の誓い』: 蕭燕燕の嫁入り道具の中に皇妃の冠を見つけた蕭胡輦は父の真意を問いただす。しかし父の手元に届いていたのは景宗・耶律賢が燕燕を貴妃として娶るという聖旨であった。韓徳譲は聖旨を撤回させようと耶律賢のもとを訪れるが、かつて自分が口にした“女子より国家を選ぶ”という言葉を返されてしまう。追い詰められた燕燕と徳譲は国外で密かに暮らそうと馬で都を後に。かつて想いを確かめ合った燕雲台で永遠の愛を誓うが…。

2024年4月8日（月） 第16話　『新帝誕生』: 穆宗・耶律璟の暗殺を画策した耶律賢は、いち早く黒山に駆けつけて即位を宣言した。太平王・耶律罨撒葛も異変を察知するや、直ちに手勢を率いて巻き返しを図るが、時すでに遅し。一夜にして皇弟から逆賊へと転落してしまう。納得できない罨撒葛は帝位を奪還するため、父と兄の斡魯朶の兵を集めようとするが、それも耶律休哥に阻止される。一方、蕭胡輦は父親が自分の娘婿を見捨て、耶律賢の擁立に動いたことを悟り、愕然とするのだった。

2024年4月5日（金） 第15話　『黒山（こくざん）の攻防』: 耶律賢は耶律罨撒葛が置いた監視役を懐柔し、黒山の行宮にいる穆宗・耶律璟を討つべく動き始める。決戦の時が近づいていることを韓徳譲から伝えられた蕭燕燕は、２人に協力することを約束する。狩り場で暴虐を働く耶律璟に反感を覚える従者たちに、耶律賢の使者が接触。ついに耶律璟は討たれるのだった。作戦の成功を知った耶律賢は黒山へ向かうが、城門で阻まれてしまう。また耶律罨撒葛、耶律喜隠らも黒山を目指していた。

2024年4月4日（木） 第14話　『皇后の座』: 耶律喜隠は耶律璟たちを警戒し、蕭烏骨里が懐妊したことを伏せるよう命じるが、烏骨里と仲のよい蕭燕燕には教えてもいいと許す。姉の懐妊を聞き喜ぶ燕燕に烏骨里は太平王府の蕭胡輦には言わぬようにと釘を刺した。燕王府を訪ねた燕燕は韓徳譲が書いた新帝への諫言文を目にする。徳譲は燕燕に、耶律賢こそ皇帝にふさわしいと語り、万が一のことを考えて婚姻の延期をほのめかすが、燕燕は彼の口を封じて「いくらでも待つ」と伝える。

2024年4月3日（水） 第13話　『果たされた約束』: 耶律只没が宮刑に処されたと聞き、蕭燕燕は屋敷を飛び出した。その頃、耶律賢は安只を呼び、誰の差し金で弟を陥れたのかと問い詰める。真剣に愛し合っていると訴えておびえる安只に耶律賢は只没の看病を命じ、もし死なせれば共に葬ると脅した。夜も更けたが燕燕と会う約束を果たそうと耶律賢は禁を破り皇宮を出る。酒楼に着くと、意外にもそこには燕燕がいた。２人は酒を飲み、酔って不安を口にする耶律賢を燕燕は優しく慰めて寄り添った。

2024年4月2日（火） 第12話　『怒りと憎しみ』: 蕭燕燕を危険に巻き込むことを恐れる韓徳譲は、ずっと求婚をためらっていたが、ついに決意を固め、蕭家に婚姻を申し込む。くしくも、ほぼ時を同じくして耶律磨魯古も求婚にやって来た。板挟みとなった蕭思温は燕燕自身に相手を選ばせることにする。耶律只没は宮女・安只とひそかに情を通じる一方で、皇族の重鎮を抱き込もうと積極的に動いていた。帝位を奪還するためである。だが、そのことが穆宗・耶律璟の耳に入ってしまい…。

2024年4月1日（月） 第11話　『確かめ合う想い』: 酒楼で語り合ううち、耶律賢は蕭燕燕に想い人がいることを知る。しかし彼女の強い意志と見識に強く惹かれていくのだった。一方、李思に嫉妬する蕭燕燕の姿を見た韓徳譲は、婚姻を申し込もうと決意を固める。后族を利用しようと考える耶律賢の弟･耶律只没も同じく蕭燕燕への求婚を決めるが、耶律璟の侍女･安只との仲を清算できずにいた。そんな時、太平王府で耶律罨撒葛の主宰する宴が開かれ、蕭家の三姉妹は久々に顔を合わせる。

2024年3月29日（金） 第10話　『君主の道』: 蕭燕燕は草原で耶律賢と語り合い、その人柄を見込んで「次期皇帝にふさわしい」と伝え、かつて父に教わった君主の道を説く。２人は打ち解け友となった。一方、蕭胡輦は婚姻の翌日、夫となった耶律罨撒葛と共に参内し、穆宗・耶律璟や義弟・耶律敵烈一家たちとの家族の宴に参列する。耶律喜隠に嫁いだ蕭烏骨里もまた、婚姻の報告のため夫婦で参内するが、耶律璟は２人が開皇殿に入ることを認めず、外で長時間立たせたまま待たせるのだった。

2024年3月28日（木） 第9話　『姉妹たちの夜』: 蕭胡輦は蕭家と妹・烏骨里のため、太平王・耶律罨撒葛に嫁ぐことを決意した。その理由を知った蕭燕燕は烏骨里の部屋に乗り込んで自分勝手だと非難し、つかみ合い寸前となる。憤る気持ちを抱えて燕王府を訪れた燕燕は韓徳譲に諭されたのち再び烏骨里と向き合い、笑顔と涙で和解する。妹たちの様子を見に来た胡輦は２人の寝顔を確かめると自分も横になり、三姉妹は手をつないで眠った。その頃、蕭思温は娘たちに託す思いをしたためていた。

2024年3月27日（水） 第8話　『揺るぎなき同盟』: 韓匡嗣の祝宴が行われた日、蕭胡輦は燕王府には行かず、太平王府へ向かった。蕭家をかばったために穆宗・耶律璟から罰を受けた太平王・耶律罨撒葛を見舞うためである。再び罨撒葛から愛を告げられた胡輦は、真心で接しなければ真心は得られないと返答した。その頃、耶律喜隠は蕭烏骨里を娶るべく、一族の大長老・耶律屋質に口添えを頼んでいた。蕭家は喜隠と罨撒葛から婚姻の申し出を受けるも、蕭思温には簡単に承諾できない事情があった。

2024年3月26日（火） 第7話　『揺らぐ兄弟の絆』: 耶律李胡の謀反は大勢を死に追いやり、李胡も毒酒を飲んで命を絶った。しかし太平王・耶律罨撒葛は蕭烏骨里と耶律喜隠を釈放し、穆宗・耶律璟には２人のことを伏せる。烏骨里が喜隠に嫁げば、蕭思温は自分と蕭胡輦の婚姻を認めざるを得ないというもくろみからだった。韓徳譲と耶律賢は女里を使って耶律璟にそのことを吹き込み、耶律璟と罨撒葛を反目させようと考える。その頃、燕王に封じられた韓匡嗣の屋敷では祝宴の準備が進められていた。

2024年3月25日（月） 第6話　『草原の告白』: 蕭燕燕は韓徳譲と李思の縁談話を偶然聞いてしまい、幽州の街へ飛び出すと悪名高い国医・肖古にぶつかってしまう。燕燕は捕らえようとする肖古から逃れ、反対に肖古の屋敷に忍び込んで気絶させると、衣と覆面を身に着ける。国医に成り済まして参内し、皇帝宛ての密書を盗もうと考えたのだ。その道中、自分を捜す徳譲を見かけた燕燕は、配下を通じて耳飾りを渡す。燕燕の考えを悟った徳譲は急ぎ蕭思温と韓匡嗣に知らせ、自らも参内する。

2024年3月22日（金） 第5話　『密書の行方』: 蕭烏骨里は耶律喜隠に通関令牌を渡したことから、謀反に関わったと疑われ、耶律李胡らと共に投獄されてしまう。死を免れぬ李胡は多くの重臣を誣告。それらのことが記された密書が穆宗・耶律璟に読まれれば、蕭思温らの命はない。蕭燕燕は密書を奪うため、烏雲蓋雪を駆ってあとを追う。その頃、蕭胡輦は烏骨里を救うよう、太平王・耶律罨撒葛に陳情していた。胡輦の望みなら必ず叶えると約束した罨撒葛だが、その返答は意外なものだった。

2024年3月21日（木） 第4話　『后族（こうぞく）の娘』: 捺鉢からの帰途、刺客集団が皇族一行を襲う。耶律賢は耶律璟をかばい傷を負うが、身に着けていた蕭燕燕の玉佩が盾となり、重傷を免れた。皇帝暗殺に失敗した耶律李胡は追い詰められ、息子の喜隠が耶律屋質に支援を請うが相手にされず四面楚歌の状態に。一方、韓徳譲と耶律賢は李胡父子が捕らえられるよう根回しを謀るため密談をするが、話はやがて互いの想い人のことに及ぶ。ついに李胡父子は軟禁状態に置かれ、それを聞いた蕭烏骨里は…

2024年3月19日（火） 第3話　『意中の人』: 父・李胡の指示で蕭家の娘に近づこうともくろむ耶律喜隠は長女の蕭胡輦に言い寄るも、すげなく断られ、次女の蕭烏骨里を狙う。烏骨里は喜隠の甘い言葉に乗せられ、すっかり夢中になってしまった。その頃、蕭燕燕は韓徳譲に組手の勝負を挑んでいた。激しく組み合う２人だが、またしても意外な結果に。翌日、耶律賢は韓徳譲の協力で蕭思温を訪ね、遼の未来について語り合う。だが異変を察知した耶律罨撒葛が２人の元へ近づいていた。

2024年3月18日（月） 第2話　『皇帝の猜疑（さいぎ）心』: 韓徳譲の来訪を受けた蕭思温は苦悩していた。先帝の次男・耶律賢に近づけば謀反の罪に問われる。しかし暗君の耶律璟を除かぬ限り、遼に平穏はない。蕭思温は結局、民のために耶律賢に会うことを決断する。射柳大会では熾烈な戦いが繰り広げられ、意外な人物が優勝を果たす。一方、耶律磨魯古の名で大会に参加した蕭燕燕は刺客呼ばわりされ、耶律璟の怒りを買う。蕭思温や蕭胡輦が御前で必死に許しを乞うが、耶律璟は興奮して刀を抜き払い…。

2024年3月15日（金） 第1話　『波乱を起こす少女』: 遼の第３代皇帝・耶律阮は漢人の甄氏を皇后に立てたことから、祥古山の変を招く。その18年後、北府宰相の三女・蕭燕燕は草原一の馬を手に入れようと奮闘していた。一方、韓徳譲は幽州の軍営で暴れ馬を手なずけ、烏雲蓋雪と名付ける。そして耶律阮の息子・耶律賢の求めに応じて都の上京に戻ったところ、蕭燕燕とすれ違う。烏雲蓋雪に一目惚れした蕭燕燕は、無理やり我が物にしたが、烏雲蓋雪は暴れ出し、刑場に突入してしまうのだった。 ※祥古山の変＝察割の乱