淵蓋蘇文(ヨンゲソムン)
※放送は終了しました
高句麗の権力者ヨン・テジョの息子として生まれたヨン・ゲソムンは、ある予言のために山奥にかくまわれ、両親を知らずに育つ。7歳になったゲソムンは、叔父ヨン・テスの刺客に命を狙われ新羅へ逃亡を図るが、途中で襲われ深手を負う。父から贈られた高句麗の国鳥・三足烏の首飾りに守られ一命を取り留めたゲソムンは、新羅の地方太守キム・ソヒョンの使用人となる。中原を統一した帝国・隋と、隋に屈することを拒む高句麗との度重なる戦争が激化するなか、青年へと成長したヨン・ゲソムンの運命も大きく変わろうとしていた・・・。
放送内容
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1月5日(火) 最終話「未来への種」
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政変を起こしたナムゴンとナムサンは、兄の家族を皆殺しにし、父の忠臣チュンニとセンヘをも手に掛ける。一方、巡行中のナムセンは、逃げ延びた長男ホンソンから政変の事態を知り、やむなく唐へ投降する。内部分裂し混乱した高句麗。この好機を逃さず、唐は高句麗討伐に向かうのだった。そしてゲソムンは、終焉を迎えた高句麗で最期の責務を果たす。
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1月4日(月) 第99話「滅びの火種」※1月1日は放送ありません
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大規模な兵力を動員したにもかかわらず高句麗に大敗した唐。ム・ジョ皇后は激怒し「ヨン・ゲソムンがいる限り侵攻はしない!」とイ・ジョクに申し渡す。西暦666年、ゲソムンは息子ナムセンに大莫離支の職を譲る。だが、兄ナムセンに反発するナムゴンとナムサンは、ソン・ドヘとシン・スンの術中にはまり、大莫離支の職を兄から剥奪するよう画策するのだった―。
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12月31日(木) 第98話「老将の力」
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ナムセンはケピルハリョクに裏をかかれ大敗を喫するが、支援に向かったヤン・マンチュン、オン・サムン、テ・ジュンサンら老将が見事な手腕でケピルハリョク軍を壊滅させる。一方、ゲソムンは唐の海軍に対抗するため、都城を囲む涀江(ペガン)と蛇水(サス)に敵をおびき寄せる策をとるのだった。その頃、北漢山城に進軍したナムゴンは、軍令に背き新羅軍へ攻撃を仕掛ける。
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12月30日(水) 第97話「後継者」
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健康を害し国政を担えなくなったゲソムンは、後継者として長男ナムセンを莫離支の職に就ける。だが、ナムセンの弟ナムゴンとナムサンは不服を露にするのだった。一方、唐では、皇帝に代わり実権を握る皇后ム・ジョが大軍を高句麗へ進攻させる。西暦661年4月。莫離支としての初戦に気負うナムセンと、討伐に執念を燃やす唐との戦いが始まる。
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12月29日(火) 第96話「決死の覚悟」
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ケベク将軍率いる百済5千の兵は死ぬ覚悟で戦場に立ち、キム・ユシン率いる5万の新羅軍を相手に初戦を勝利する。キム・ユシンはその気迫と闘志に負けを認め、反撃するには花郎の犠牲が必要だと言うのだった。一方、高句麗は唐の15万の兵が遼東城に進軍しているため、百済に援軍を送れずにいた。高句麗に危機が迫る中、ゲソムンは病に倒れる。
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12月28日(月) 第95話「悪女の野望」
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唐皇帝イ・チの寵愛を傘に、自らの野望を果たすため画策する側室ム・ジョ。ワン皇后やチャンソン・ムギを非情な手段で窮地に追い込み、ついに皇后の座に就くのだった。唐は、高句麗討伐に動き出し、最初の目的である百済討伐へ向かう。新羅のキム・ユシンも5万の兵を率いて百済を目指す。だが、この窮状を百済ウィジャ王は信じようとしなかった。
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12月25日(金) 第94話「災いを招く者」
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ゲソムンは歓喜して自分を出迎える官僚たちを一喝。「怠惰になれば高句麗の名が消える」と戒めるのだった。一方、堕落した百済のウィジャ王は、自分を批判する忠臣プヨ・ソンチュンを罰する。また、新羅のムヨル王(キム・チュンチュ)は、キム・ユシンに三韓統一のためにも唐を裏切るなと迫る。そして唐では、皇帝の側室ム・ジョが恐ろしい本性を表すのだった。
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12月24日(木) 第93話「天文の原理」
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あの激戦から数年後―。体力を回復するため白頭に籠っていたゲソムンは下山を決意するが、租室から「高句麗に固執するな」と告げられる。同じ頃、ゲソムンの双子の息子ナムゴンとナムサンが、兄ナムセンと対面するのだった。一方、百済のウィジャ王は躍進を続けるが、酒と色に溺れ堕落する。また新王の治世が始まった唐や新羅でも災いの兆しが…。
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12月23日(水) 第92話「英雄の死」
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新羅のキム・チュンチュは、帰還したイ・セミンを訪ね、百済討伐のために兵を貸して欲しいと申し出る。了承したイ・セミンではあったが、遼沢でできた腫瘍が悪化し重体であった。一方、勝利を納めたゲソムンも、好敵手イ・セミンとの長く激しい戦いがたたり体調を崩す。西暦649年5月、国の将来を案じながらも、最後まで高句麗にこだわった聖君が眠りにつく。
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12月22日(火) 第91話「降伏か、死か!」
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満身創痍のイ・セミンは過酷な逃亡を強いられ、宿敵ゲソムンへの恨みを強める。高句麗の挟撃から逃れるため休む間も無く逃亡を続けるイ・セミンだったが、とうとう廃村で高句麗軍に追いつめられる。降伏を迫るゲソムン。イ・セミンは将帥として潔い死を望むが、イ・ジョクとチャンソン・ムギは将来の唐帝国のために生き延びるよう懇願するのだった。
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12月21日(月) 第90話「遼沢の逃亡」
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負けを認め撤退を決意するイ・セミン。かつての友人として別れの挨拶を交わすイ・セミンとゲソムンだったが、戦いはまだ終わっていなかった―。飢えと寒さで次々に唐軍兵たちが倒れる中、イ・セミンは帰国の道が遼沢の沼地以外にないと知り愕然とする。一方、ゲソムンは西土との決着をつけるため反撃を開始。イ・セミン捕獲に全軍で猛追する。
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12月18日(金) 第89話「名誉の奪還」
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ゲソムンの奇襲により土手を奪われ、劣勢となった唐軍。自ら戦場に赴いたイ・セミンは、久方ぶりにゲソムンと対面するのだが、直後、ヤン・マンチュンの矢に左目を貫かれる。一時退却を強いられたイ・セミンは、受けた屈辱を晴らすため再び全軍に総攻撃を命じる。長期戦で両軍ともに限界を迎えたその時、長安襲撃を知らせる薛延陀ののろしが上がる。
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12月17日(木) 第88話「気力の勝負」
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鴨緑水で唐の水軍を撃沈したコム・モジャム。だが、唐との激戦が長期化する中、安市城内の武将も民も疲労と飢餓に苦しむ。ゲソムンは「神の子孫として高句麗の地を守り抜くことが使命。雨がやむ明日の夕方が勝負だ」と言う。一方、イ・セミンも苦戦を強いられ多くの兵を失い焦燥に駆られる。そして遂に、ゲソムンとイ・セミンの直接対決の幕が開く。
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12月16日(水) 第87話「死闘」
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安市城をなかなか攻略できないイ・セミンは、攻撃の傍ら50万人の兵を動員し城の横に安市城より高い土手を築かせる。また高句麗軍に次々と補給路を絶たれ苛立つイ・セミンは、状況を打開するためにチャン・ニャン率いる水軍に鳳凰城を攻撃するよう命じるのだったが…。一方、ゲソムンは唐が造る土手側の城壁を、早衣たちに木の柵で囲わせる。
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12月15日(火) 第86話「誘導作戦」
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ゲソムンは唐軍に囲まれた安市城に入城するため、手薄な北側の敵に奇襲をかけ北門を目指す。一方、イ・セミンは高句麗5万の先鋒軍を壊滅させるため、巧妙な戦略をもって自ら先鋒に立つ。高句麗の先鋒軍を率いるコ・ヘジンとコ・ヨンスは、ナムセンとコ・トルバルの制止を聞かず、軽率な判断でイ・セミンの仕掛けたワナにはまるのだった―。
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12月14日(月) 第85話「背水の陣」
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城主ソン・デウムの裏切りにより、イ・セミンに白巖城を奪われた高句麗軍。沈痛な面持ちの部下を前に、ゲソムンは自ら安市城に赴き戦線の指揮を執り戦況転換を図ると宣言するのだった。また、宿敵イ・セミンも運命の決戦場となる安市城へ向かう。一方、チュンニは薛延陀の族長を訪ね、互いの共存のため皇帝不在の唐を襲撃するよう提案する。
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12月11日(金) 第84話「試練の時」
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風向きが遼東城に向かうのを待ち、イ・セミンは火攻めを開始。難攻不落の遼東城は、強風にあおられ瞬く間に火の海と化す。一心不乱に祈りを捧げたゲソムンの願いは天に届かなかった…。歓喜する唐軍は、次の標的である白巖城へ進軍。ゲソムンはナムセンらを支援として送るのだが、城主ソン・デウムは密かにイ・セミンへ親書を送るのだった―。
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12月10日(木) 第83話「敗将と勝将」
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高句麗の海路の要所・卑沙城は、唐軍の奇襲攻撃に遭いあっけなく陥落する。落城を許した敗将コム・モジャムとコ・トルバルは死をもって償うと侘びるが、ゲソムンは「無責任な死より、城を奪還し名誉を回復しろ」と叱咤するのだった。一方、躍進を続ける唐のイ・セミンは遼東城への攻撃を開始。遼東城を見下ろす高い巣車を大量に作るよう部下に命じる。
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12月9日(水) 第82話「翻弄」
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唐軍は三手に分かれ進撃を開始。イ・ジョク軍6万の兵は、高句麗北部の玄菟城に奇襲をかけ陥落させる。イ・セミンに欺かれ蓋牟城をも失ったゲソムンは、次の標的は卑沙城ではと案ずるのだが…。一方、遼沢を渡るイ・セミンは、高句麗に滅ぼされた隋兵30万人の遺骨を目の当たりにし絶句する。同じ頃、新羅のキム・ユシンは3万の兵で党項城を奪還する。
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12月8日(火) 第81話「親征の宣布」
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幽州に集結していた唐国60万の大軍が動き始め、高句麗も臨戦態勢に入る。イ・セミンは、宿敵ゲソムンを欺く緻密な戦略を練り上げ、意気揚々と高句麗への親征を宣布するのだった。西暦645年、唐と高句麗の長きに渡る大戦の幕開けである。一方、新羅のキム・チュンチュは、百済討伐の援軍を倭国王に申し出るのだが、王によって拘束される。
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12月7日(月) 第80話「静かな戦い」
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唐の内乱により、高句麗は平穏な日々が続く。しかし、ゲソムンは「生存を懸けた戦いがもうすぐ始る」と確信する。そんな中、白頭で修練を続けていたゲソムンの長男・ナムセンが帰ってくる。一方、復讐に燃える新羅のキム・チュンチュは、キム・ユシンの反対を押して倭国へ援助を求めに向かうのだったが、それより先にチュンニが倭国王を訪ねる。
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12月4日(金) 第79話「思わぬ邪魔」
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イ・セミンの宣戦布告を受けたゲソムンは、王に代わり戦時体制に入ると朝廷で宣言し、軍の配属を発表する。一方、イ・セミンは使者が高句麗に拘束されたことを知り激高。高句麗討伐の勅令を出すよう命じるのだが、そこへ進軍を阻む“太子の謀反”の知らせが届くのだった―。新羅のキム・ユシンはキム・チュンチュを開放するようゲソムンに親書を送る。
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12月3日(木) 第78話「相克の運命」
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高句麗国内が凱旋で沸く中、ゲソムンは妻ソヨンから息子たちにまつわる不吉な予言と、母としての苦渋の決断を聞かされる。一方、新羅のキム・チュンチュは百済討伐のため、高句麗へ援助の要請に使者として赴くのだったが、ゲソムンから冷酷な対応を受け、厳しい要求を突きつけられる。同じ頃、唐のイ・セミンは満を持して高句麗へ宣戦布告する。
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12月2日(水) 第77話「復讐」
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高句麗と百済の連合軍の攻撃で新羅の党項城は壊滅状態となり、要所である大耶城陥落に続く敗北で、新羅は国として風前の灯火であった。また、キム・チュンチュは、ひとり娘コタソの無残な亡骸を目の前にし我を失うが、キム・ユシンの助言により立ち直り百済への復讐を誓う。一方、高句麗の安市城で事態を静観していたヤン・マンチュンからゲソムンへ書状が届く。
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12月1日(火) 第76話「キム・ユシンの賭け」
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約束の日を過ぎてもキム・チュンチュからムニへの返事はなく、キム・ユシンは“家名を落とした罪”として、妹ムニを焼き殺そうとするが―。一方、新羅の大耶城では、城主プムソクの愚行に兵や民の不満が募る。敵の離間策を取っていた百済のプヨ・ユンチュンは、満を持して大耶城へ進攻する。また、テ・ジュンサン率いる高句麗軍も党項城に進軍するのだった。
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11月30日(月) 第75話「同盟」
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キム・ユシンの邸宅で泥酔したキム・チュンチュは、ユシンの妹ムニと一夜を共にする。妻子あるチュンチュは慌てるが、ムニから将来を約束するよう詰め寄られる。キム・ユシンは三国の戦争に備え、花郎と郎従に檄を飛ばすのだった。一方、ゲソムンは百済と同盟を組み、新羅の党項城攻めを決める。その頃、イ・セミンの師といわれるウィ・ジンが危篤に陥る。
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11月27日(金) 第74話「国の事情」
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ゲソムンとソヨンの双子の子は、生後20日で白頭の早衣(ルビ:チョイ)の修練場に預けられる。ゲソムンは、唐へ戻る使者に、イ・セミンを誹謗中傷した言葉を託し敵対心をあらわにする。早々に高句麗と手を組むと決めた百済に対し、新羅は混乱していた。キム・ユシンの意見は、国政に関心のないソンドク女王と、貴族の和白[ルビ:ファベク]に阻まれ、高句麗への返事を先延ばしにする。
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11月26日(木) 第73話「始動」
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反乱の理由を報告するよう唐の使者から促されたゲソムンは、イ・セミンを痛烈に非難し、使者を恫喝する。ゲソムンが国政に奔走する中、妻ソヨンは双子の男の子を生むのだった。一方、チュンニは国境で対峙する百済のプヨ・ユンチュンと、新羅のプムソクに接触し両国の情勢を探り、都・徐羅伐へ向かう。同行するチェムはキム・ユシンの家でボヒと会う。
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11月25日(水) 第72話「説得」
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政変を知ったヤン・マンチュンは、ゲソムンら革命派を憎悪し「謀反者を成敗する!」と挙兵の準備を進める。だが、かつての戦友オン・サムンは彼を説得するとゲソムンに申し出、テ・ジュンサンと共に非武装で命を懸けた説得に向かうのだった。ゲソムンは、今後の新羅と百済の関係を模索するため、高句麗の使者としてチュンニを両国に派遣するのだった。
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11月24日(火) 第71話「王の最後」
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主要な官僚を処断し、軍を全滅させたゲソムンは王宮に向かう。覚悟を決めたヨンニュ王は静かにゲソムンへ語りかけ、最後の言葉を残す。そして莫離支(ルビ:マンニジ)ヨン・テスも…。政変を成したゲソムンはポジャン王を玉座に据え、自らは大莫離支(ルビ:テマンニジ)として国政を執り行なう。一方、唐のイ・セミンはこの事態を知り「やっと戦う価値のある相手が現れた!」と闘志を燃やす。
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11月23日(月・祝) 第70話「謀反」
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チュンニの要請により挙兵したテ・ジュンサンは、2万の兵で都を目指す。莫離支(ルビ:マンニジ)ヨン・テスは鎮圧軍を向かわせ、近隣の城にも反乱軍を制圧するよう命じるのだが、事態は思わぬ方向へ大きく動き始める―。厳戒体制の中、ゲソムンの継承式が執り行なわれる。国の再建をチュモ王に誓ったゲソムンは、ここで、高句麗の尊厳をおとしめた者たちに処断を下す。
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11月20日(金) 第69話「ヨン・ゲソムンの決断」
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ヨンニュ王の政策に民の不満が募る中、ゲソムンは王への忠義から挙兵を躊躇していた。だが、莫離支(マンニジ)ヨン・テスは謀反を阻止するため、反発する官僚たちを辺境の地へ送り、ゲソムンを東部家門の褥薩[ルビ:ヨクサル]に任命して監視下に置くことで眼前の危機を回避しようと画策するのだった。一方、唐のイ・セミンは突厥[トルグォル]討伐に成功し、次なる高句麗討伐へ意欲を燃やす。
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11月19日(木) 第68話「歴史の罪人」
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ヨンニュ王が唐の要求を受け入れ遼河(ヨハ)の記念塔を壊すよう命じると、これに抗議する民が王宮前に大挙し、死を覚悟の上で命令の撤回を願い入れる。ゲソムンは莫離支と褥薩らに対し、国の自尊心を売るなと痛烈に批判するのだった。一方、唐の攻撃に劣勢となった突厥は、再び高句麗に援軍の要請をするのだが、ヨンニュ王はこれを拒絶する。
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11月18日(水) 第67話「水と油」
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カン・イシクの死を悼む民が神宮へ集まり、都は大混乱に。ヨンニュ王は国葬を執り行なうと命じるのだが、莫離支ヨン・テスは「今すぐ王命に背いたゲソムンの責任を問うべきだ」と主張する。王は再びゲソムンと2人で会い、自身の国政への協力を頼むのだったが―。そして、またしても唐から受け入れ難い要求が提示され、高句麗に大きな波紋が起こる。
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11月17日(火) 第66話「剣なき戦い」
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カン・イシクを支持する民の抗議が続き頭を抱えるヨンニュ王。王はゲソムンに、カン将軍を説き伏せ、早衣(ルビ:チョイ)や学生を鎮圧するよう命じる。だが、この任務にはゲソムンに対する莫離支(マンニジ)ヨン・テスの巧妙なワナが仕掛けられていた―。しかしゲソムンは神宮へ赴き、断食で衰弱したカン・イシクと共に祈り始めるのだった。将軍最期のその時まで…。
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11月16日(月) 第65話「世を変える扉」
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2人きりで酒を酌み交わすキム・ユシンとゲソムンは、両国の未来について語り合い、再会を約束する。一方、ヨンニュ王の国政を正すため神宮で断食祈願を始めたカン・イシクに、学生や早衣(ルビ:チョイ)らが賛同。将帥らの上奏や、太学博士イ・ムンジンの自決などが続き、王は窮地に立たされるが、ヨン・テスはゲソムンを呼び戻し治安を任せるよう提案する。
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11月13日(金) 第64話「難破船」
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キム・ユシンとの一騎打ちで優位に立つゲソムンだが、新羅兵の放った矢がゲソムンを射貫く。一方、宮中ではヨンニュ王の命令により道教の講堂建設が始る。太学博士のイ・ムンジンは死を覚悟の上で王へ反対の意を直訴するのだったが、王によって投獄されてしまう。混乱する情勢の中、追い討ちをかけるように唐は高句麗に封域図を要求する。
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11月12日(木) 第63話「民の不満」
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ゲソムンは刺客が放った炎に包まれるが、道人の能力で無事脱出する。その頃王宮では、唐の道教を受け入れるヨンニュ王に対し学生たちが抗議行動を起こす。チュンニはソヨンらに「民の不満が怒りとなり爆発する時、主君(ゲソムン)を中心とした次の世が始る」と話すのだった。一方、阿利水に到着したゲソムンは、新羅陣営にキム・ユシンがいると知らされる。
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11月11日(水) 第62話「進むべき道」
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突厥(ルビ:トルグォル)から唐征伐の申し出を受け、朝廷内の保守派と革新派で意見が分かれる中、ヨンニュ王は唐へ進軍はしないと断言する。また王はゲソムンに新羅と攻防を続けている阿利水戦線へ向かうよう命じる。しかしゲソムン一行にヨン・テスの刺客が紛れ込むのだった。一方、唐のイ・セミンは突厥を鎮圧するため自ら戦地へ赴き、巧妙な心理作戦を展開する。
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11月10日(火) 第61話「尊厳と政策」
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ゲソムンはヨンニュ王に「天孫として唐に屈する事があってはならない」と進言するが、王は「外交戦略だ」とこれを退ける。互いの気持ちが通じ合わないまま、ゲソムンは涙ながらに“於阿歌”を王に捧げるのだが…。一方、ゲソムンの能力に脅威するヨン・テスは、褥薩らと共に暗殺計画を進める。その頃、唐のイ・セミンは、王命により皇位を継承する。
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11月10日(火) 第61話「尊厳と政策」
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ゲソムンはヨンニュ王に「天孫として唐に屈する事があってはならない」と進言するが、王は「外交戦略だ」とこれを退ける。互いの気持ちが通じ合わないまま、ゲソムンは涙ながらに“於阿歌”を王に捧げるのだが…。一方、ゲソムンの能力に脅威するヨン・テスは、褥薩らと共に暗殺計画を進める。その頃、唐のイ・セミンは、王命により皇位を継承する。
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11月9日(月) 第60話「困難な道」
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ゲソムンの後見人になるとのヨンニュ王の宣布は、褥薩と王族に大きな波紋を呼ぶ。チュンニも王の本心ではないとゲソムンに忠告するのだった。婚礼を済ませ共に生きる事を誓ったゲソムンとソヨンの前に、隋で別れたセンヘがゲソムンの息子を連れて来る。一方、兄弟を殺害し大事を成した唐のイ・セミンは、兄の側近だったウィ・ジンを仲間として迎える。
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11月6日(金) 第59話「放たれた矢」
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カン・イシクは、ヨンニュ王に対し唐に冊封と冊暦(ルビ:チェンニョク)を求めたことを痛烈に批判するが、王はこれを排除し、唐の使者を迎える。その頃、唐では意を決したイ・セミンが謀反を起こす。自分の命を狙う兄の太子と弟をワナにはめ殺害し、父イ・ヨン皇帝を拘束するのだった。一方、高句麗のコ・ジョンイの邸宅では、ひとり娘のソヨンとゲソムンの婚礼が盛大に執り行なわれる。
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11月5日(木) 第58話「王命」
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ヨンニュ王はヨン・テスや褥薩(ヨクサル)らの反対を制し、ゲソムンを近衛隊長として迎え、姪ソヨンとの婚礼を命じる。ゲソムンは唐に残してきた妻イファを想い苦悩するが、策士チュンニに「大志を成すためには犠牲が伴うもの」と助言される。一方、ヨンニュ王が唐に冊封(チェッポン)を求めたとの噂が広まり国内で騒動が起こる。その頃、唐のイ・セミンは思いも寄らぬ苦境に直面していた。
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11月4日(水) 第57話「脅威の存在」
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武術大会で優勝したゲソムン。高句麗のヨンニュ王(コ・ゴンム)は宣言どおりゲソムンへ官職を与え、姪ソヨンと結婚するよう伝えるのだが、国を滅ぼす男と予言されたゲソムンの出現に王の動揺は隠せず、ヨン・テスは一層警戒を強めるのだった。一方、カン・イシクはヨン・テジョの息子ゲソムンと出会えたことを喜び、ゲソムンに西土を目指し大陸を平定するという宿願を託す。
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11月3日(火) 第56話「嵐の前兆」
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叔父ヨン・テスとの対面を果たすゲソムン。命を狙う理由をゲソムンに問われたヨン・テスは「国の災いとなる者は殺す」と断言する。ゲソムンも「これからは父の後を継ぎ、高句麗に全身全霊を捧げて国を復興させる」と対峙するのだった。一方、チュンニと名乗る謎の男はゲソムンに、自分の主人となるあなたを3年も待っていたと話し、すぐに武術大会へ出場するように言う。
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11月2日(月) 第55話「新たなる旅路」
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白頭山の租室(ルビ:チョシル)のもとで5年間修業を積んだゲソムンは、早衣(ルビ:チョイ)の頭領・国仙(ルビ:ククソン)となり国に命を捧げる覚悟を決める。そして、ひとり目的を果たすため平壌城を目指すのだが―、ひょんな事から村里で謎の男と、役人に追われる娘に出会い、共に旅をすることに。一方、平壌では、優勝者に官職と王室の婿となる権利が与えられる武術大会が盛大に催される。
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10月30日(金) 第54話「混乱の世」
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高句麗のヨンヤン王が崩御し、弟コ・ゴンムが第27代王に即位。ゴンムは即位式で「戦より平和を、実益を持たぬ体面より安泰を求める」と宣言する。一方、洛陽城を陥落できず焦るイ・ミルは、判断を誤り敗北してしまう。天下平定に破れたイ・ミルは、唐を建国したイ・ヨンに帰附するのだが―。そして、ゲソムンのもとに、高句麗の租室(チョシル)の命を受けたヨンスが迎えに来る。
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10月29日(木) 第53話「固執」
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イ・ミルの指揮のもと洛陽(ナギャン)城への攻撃を続けるゲソムンらだが、なかなか城を落とせず時間ばかりが過ぎていく。そこへ、義軍と呼ばれ勢力を拡大しているイ・セミンの父イ・ヨンから、イ・ミル宛てに書状が届く。一方、高句麗征伐にすべてをかけて失敗したヤン・グァンの虚無は深く、酒浸りの日々を過ごし、国政から目を背ける。そしてついに、謀反の炎が上がる―。
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10月28日(水) 第52話「降伏」
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高句麗への異常な執念をみせるヤン・グァンは、三度目の高句麗征伐へ向かう。ネ・ホア水軍の卑沙(ルビ:ピサ)城陥落を聞き大喜びするヤン・グァンだったが、ウムン将軍をはじめとする官僚から、今は撤退し国内の反乱勢力を制圧するよう進言される。一方、高句麗ではこの戦況に動揺を隠せず、策士ヨン・テスはコ・ゴンムに“降伏”と“誠意”を提案するのだった―。
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10月27日(火) 第51話「私欲」
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権力に目が眩んだヤン・ヒョンガムは、イ・ミルの忠告を聞かず皇帝の離宮を落とそうとするが、敵軍に阻まれ撤退する。次に長安を目指すも官軍の伏兵に襲われ、反乱軍は壊滅状態に。そして深手を追ったヤン・ヒョンガムも命を落とす。敗北したイ・ミルは自暴自棄になるが、群盗チョク・ヤンが現れ「蒲山公(ルビ:ポサンゴン)を慕う者が各地にいるので統率してほしい」と請う。
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10月26日(月) 第50話「投降」
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ヤン・ヒョンガムの反乱を知ったヤン・グァンは、高句麗軍と反乱軍からの挟撃を恐れるあまり、身動きが取れなくなる。さらに、隋の機密を知るコク・サジョンが高句麗へ投降を図る。勝利を確信していたヤン・グァンだったが、苦渋の選択で全軍撤退を告げ、逃げるように遼河を渡る。一方、己の欲望に本来の目的を見失ったヤン・ヒョンガムとイ・ミルの間には深い溝が出来ていた。
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10月23日(金) 第49話「反乱」
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ヒョカの働きに気を良くするヤン・グァンだったが、再び高句麗のカン・イシクとウルチ・ムンドクの防御に阻まれ苦戦が続き、さらには自軍の兵糧が底を突くという予期せぬ事態にも直面する。一方、挙兵したヤン・ヒョンガムは、イ・ミルの最善策を無視し洛陽(ルビ:ナギャン)城陥落に向かうと決め、ゲソムンに隋の本陣にいるコク・サジョンとヤン・ジョクソンの救出を命じる。
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10月22日(木) 第48話「新しい世に!」
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ヤン・グァンが高句麗征伐へ出兵すると、ヤン・ヒョンガムは同志コク・サジョンの忠告も聞かず、挙兵のため黎陽(ルビ:ヨヤン)へ向かう。その頃、イ・ミルは挙兵に協力するという各地の群盗の頭領たちと誓いの杯を交わしていた。一方、戦場では、隋の突撃兵ヒョカの攻撃によって、高句麗軍は苦戦を強いられていた。そしてついに、鉄壁の遼東城の城壁が破壊される。
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10月21日(水) 第47話「天命と暗殺」
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ヤン・ヒョンガムは皇帝派の官僚らを密かに自宅へ招き入れ、穀物を分け与えて彼らを取り込もうと画策する。そして皇帝暗殺を企て、王座を狙うようになる。イ・ミルは、この愚行に気づきつつも同志として共に計画を進めるとゲソムンに話すのだった。その頃、皇帝ヤン・グァンは再び高句麗征伐に燃え、30万の精鋭兵を啄郡(ルビ:タックン)に集結させる。だが、民心はすでに暴君から離れていた―。
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10月20日(火) 第46話「激流」
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別働軍は平壌城を目前にするが、兵の飢餓と疲労が募り撤退を強いられる。それを見越していた莫離支ウルチ・ムンドクの策により、密かに建設されていた堤防が一斉に開放され、薩水(ルビ:サルス)を渡る30万人の別働軍に激流が襲いかかる―。ヤン・グァンの命により辺境の太原(ルビ:テウォン)へ赴くことになったイ・セミンは、ゲソムンに共に来るよう誘う。ゲソムンはこれを断るが、2人は再会を約束するのだった。
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10月19日(月) 第45話「白旗」
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ネ・ホア率いる4万人の兵が平壌城で全滅したと知らされたヤン・グァンはコ・ゴンムへの敵意を露にし、残された別働軍に望みを託す。その頃、別働軍は莫離支(ルビ:マンニジ)ウルチ・ムンドクのいる白馬(ルビ:ペクマ)城に攻撃を仕掛けるが、激戦となり一時退却を強いられる。莫離支ウルチ・ムンドクも白馬城を放棄し後退。別働軍に攻撃と退却を繰り返しながら、自らの策略へ敵を引き寄せるのだった―。
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10月16日(金) 第44話「虎の口」
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手柄を立てることに躍起になるネ・ホアは、ヤン・グァンが指示した陸軍との挟撃作戦を無視し、単独で平壌城へ行軍する。事の次第を知ったヤン・グァンは激高し直ちに退却するよう命じるが、時すでに遅く、平壌城で待っていたのは緻密な計画のもとに仕掛けられたコ・ゴンムの罠だった―。一方ゲソムンは、自らの使命が「新しい世を創ること」であると妻イファから助言される。
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10月15日(木) 第43話「莫離支(マンニジ)ウルチ・ムンドク」
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高句麗の莫離支(マンニジ)ウルチ・ムンドクは、隋の別働軍ウ総帥の元へ「降伏する」との伝令を飛ばし、ひとり鴨緑江(アムノッカン)を渡り敵陣へ乗り込む。敵将の思わぬ行動に混乱する別働軍。その対処についてウ総帥とウムン将軍との間で意見が対立する。一方、自らの戦法である挟撃作戦に満悦するヤン・グァンであったが、敵の降伏の知らせに緊張感を高める。
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10月14日(水) 第42話「飢餓」
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鴨緑江(アムノッカン)に軍営を敷く隋の別働軍だったが、無理な行軍のせいで兵士たちは疲労と飢餓に苦しみ、戦闘を前にして悲惨な状態であった。一方、隋のネ・ホア水軍に上陸を許した高句麗のコ・ゴンムは絶対絶命の危機を迎えるが、「勝利のためには誘引作戦しかない」と話す。その頃、ゲソムンは隋の補給部隊の一員として祖国高句麗の地を進んでいたが、早衣(チョイ)の師範ヨンスらの急襲にあう。
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10月13日(火) 第41話「焦燥」
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ヤン・グァンは、高句麗討伐に出発してから5ヶ月経つ今も、遼東(ヨドン)城を陥落できないことに自尊心を傷つけられ、「まもなく訪れる雨季の前に片をつけねば」と焦る。だが、ネ・ホア水軍が大同江(テドンガン)に上陸したとの知らせにヤン・グァンは活気を取り戻し、別働軍を編成し水軍と共に平壌城を挟撃すると宣言する。しかし、別働軍の進軍には、思いも寄らぬ落とし穴があった。
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10月12日(月祝) 第40話「疲弊」
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遼東城の攻略に躍起になるヤン・グァンは「兵の死体で山ができようとも必ずや陥落させろ」と命じるが、高句麗の巧みな攻防に歯が立たず、長引く戦況に逃げ出す兵も現れる。一方、高句麗軍も続々と投入される隋兵との戦闘に疲労の色は濃く、鉄壁といわれる遼東城の城壁の一部が破壊される。その頃、隋のネ・ホア水軍は、高句麗軍の裏をかく巧妙な秘策を進めていた─。
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10月9日(金) 第39話「勇将カン・イシク」
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遼河(ヨハ)を渡ったことに喜びを隠せないヤン・グァンだったが、高句麗のカン・イシクに隋の総帥3人が続けざまに倒されるのを目の当たりにして動揺する。一方、高句麗の早衣(ルビ:チョイ)たちは、隋の兵糧基地に奇襲を仕掛け、食糧・武器・軍需品を全焼させる。ヤン・グァンはカン・イシクをはじめとする高句麗軍に“最強の敵”と脅威を感じつつも、遼東(ヨドン)城の陥落に執念を燃やす。
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10月8日(木) 第38話「ヤン・グァンの執念」
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思わぬ失態により初戦敗退したヤン・グァンは怒りが収まらず、再び遼河を渡り遼東城を陥落させることに執着する。一方、高句麗のコ・ゴンムは自国の兵が10万しかいないことを憂慮するが、莫離支(マンニジ)ウルチ・ムンドクは、敵が焦り出すまで持ちこたえれば秘策があるという。多勢の総力戦で仕掛ける隋軍と、決死の覚悟で防衛する高句麗軍の戦いの火蓋が切って落とされる。
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10月7日(水) 第37話「遼河(ヨハ)の浮橋」
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高句麗を滅亡させることに執念を燃やす隋の皇帝ヤン・グァンは、総勢300万人の兵を動員し、高句麗への一斉攻撃に躍起になる。第一目標は、遼河(ルビ:ヨハ)を渡り遼東(ルビ:ヨドン)城を陥落すること。迎え撃つ高句麗のコ・ゴンムは「避けられない戦争だが、国と民が一丸となって初めて勝つことができる」と部下に檄を飛ばす。初戦当日、意気揚々と指揮をとるヤン・グァンであったが、隋軍は大きな失態を犯す―。
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10月6日(火) 第36話「婚礼」
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自らの寿命が長くはないと悟りながらも、高句麗のために倭国へ一人赴く莫離支ヨン・テジョ。二度と戻らない覚悟のテジョは、執事のチェムに「ゲソムンを頼む」と言い残して旅立つ。高句麗ヨンヤン王は隋との大戦に備え、テジョの代わりにウルチ将軍を莫離支に任命。隋のヤン・グァンも、高句麗討伐の前線で自ら指揮を執ることに。その頃、ワン・ビンの計らいにより、ゲソムンはイファの気持ちを受け入れ結婚を決意する。
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10月5日(月) 第35話「親子の再会」
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ヤン・グァンは、嬉々としてヤン・ソの弔問に訪れ、棺を前に楽士を入れて酒宴を開く。常軌を逸したヤン・グァンの愚行を目の当たりにし、イ・ミルは「喪中の家で宴をするのは、この世で陛下だけです」と辛辣に非難する。その頃、高句麗の莫離支(ルビ:マンニジ)ヨン・テジョは、隋との大戦において鍵となる国・東突厥(“突厥”にルビ:トルグォル)の可汗(ルビ:カハン)を訪ね、互いの利益のために同盟を結ぶよう提案する。
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10月2日(金) 第34話「皇帝の愚行」
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東突厥で莫離支ヨン・テジョは、隋のヤン・グァンと対面する。皇帝を前にして「高句麗は隋にひざまずくことはない」と毅然と対峙するテジョにヤン・グァンは感心するが、高句麗討伐への執念をあらたにする。ヤン・グァンの遠征に同行していたゲソムンは、期せずしてワン・ビンの幕舎でヨン・テジョと出会う。目の前のゲソムンが息子であると確信したテジョであったが、敢えて名乗らないまま東突厥の地を去るのだった。
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10月1日(木) 第33話「毒殺」
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左僕射(ルビ:チャボクヤ)ヤン・ソは、ヤン・グァンから疎まれ毒殺の危機にあう。一度は太子を利用し難を逃れたが、ヤン・グァンの殺意を確信し、己の最期を覚悟する…。一方、ゲソムンはイ・ミルから「剣より大勢と戦える武器は“徳”である」との教えを受け、イ・セミンからは「大業を成すために手を組みたい」と誘われる。そしてイファも、ゲソムンに自分の気持ちを伝えるのだった。
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9月30日(水) 第32話「同志イ・ミル」
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ヤン・グァンは高句麗からの使者を“密偵”と罵り、「必ずや高句麗王とゴンムの首を切る」と恫喝する。一方、イ・ミルの屋敷を訪ねたゲソムンは、高句麗の国鳥である三足烏(さんそくからす)の掛け軸があることに驚く。イ・ミルが語る三足烏にまつわる歴史と、壮大な志を聞いたゲソムンは心を揺さぶられ、彼らの同志になることを誓う。同じ日、ゲソムンは生涯の好敵手となるイ・セミンと初めて顔を合わせるのだった。
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9月29日(火) 第31話「暗黒の時代」
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皇帝の地位を誇示し、強引に政策を進める隋のヤン・グァンは、自分に反発するチン貴嬪を殺害し、謀反を起こした弟ヤン・リャンを幽閉する。そして、その毒牙は側近のヤン・ソに向けられる。高句麗のコ・ゴンムは、ヤン・グァンの尋常ではないやり方に脅威を感じ、隋との開戦に備えるのだった。一方、ゲソムンとの手合わせで負けたイファは、「本物の男と出会えた」とゲソムンに想いを寄せるようになる。
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9月28日(月) 第30話「即位式」
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悲願の隋皇帝の座に就いたヤン・グァンは、即位式で高句麗征伐を宣言する。弟のリャンは、人道を外れた兄に厳罰を下すため軍を出陣させるが、ヤン・グァンは右僕射ヤン・ソに制圧を命じる。その頃、ワン・ビンは友人のイ・ミル、ヤン・ヒョンガムらにゲソムンを紹介し、いずれ中原(ルビ:チュンウォン)を揺るがす龍になる人物だと称賛する。そしてゲソムンはその席で運命の女性イファと出会う。
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9月25日(金) 第29話「文帝の最期」
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文帝ヤン・ギョンは、太子に襲われたというチン貴嬪の訴えを信じヤン・グァンを廃位して兄ヤン・ヨンを復権させると決断する。これに慌てたヤン・グァンは、腹心の武衛(ムウイ)将チャン・ヒョンに泣きつく。そしてついに、病床に臥す文帝ヤン・ギョンに魔の手が伸びる─。その頃、ゲソムンはワン・ビンの屋敷に招かれ、書庫の本を読み尽くし学問に励むよう勧められるのだった。
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9月24日(木) 第28話「海賊と国賊」
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商団の船が嵐で沈没し、離島に漂着したゲソムンたちは海賊の捕虜となる。ゲソムンに命を救われたワン・ビンは彼に親しみを覚え、太子の侍衛軍によって救出されたあと、一緒に隋へ来ないかとゲソムンを誘う。その頃、隋文帝ヤン・ギョンは重い病に倒れ、仁寿宮で寝込んでいた。文帝を介抱するチン貴嬪(ルビ:クィビン)から密かに呼び出されたヤン・グァンは浮き足立つが、チン貴嬪の巧妙な罠が待っていた─。
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9月23日(水) 第27話「グァンの陰謀」
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ワン・ビン率いる隋の商談の人夫となったゲソムンは、ひょんな事から武士団のチョムバギ、センヘと試合をすることになり、圧倒的な強さで二人を負かす。初めて自分より強い人間と出会ったセンヘは感動し、ゲソムンと義兄弟の契りを結ぶのだった。隋文帝の四男ヤン・スはヤン・グァンの側近ヤン・ソの罠にはまり文帝の怒りを買う。一方でヤン・グァンはウムン将軍にヤン・ソの身辺調査を命じる。
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9月22日(火) 第26話「毒蛇」
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隋の太子となり実権を握ったヤン・グァンは、自分を非難する弟たちに苛立つ。また、一番の側近として仕える右僕射(読み:ウボクヤ)ヤン・ソの尊大な発言にも嫌悪するのだった。一方、ヤン・スとヤン・リャンは虐げられた生活を強いられ心を患う廃太子ヤン・ヨンのもとを訪ね、兄に「復権させてみせる」と伝える。また、ヤン・グァンの侍衛(ルビ:シウイ)将イ・ミルも廃太子を訪ねて差し入れをする。
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9月21日(月) 第25話「再びの別れ」
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ボヒに会うため、労役場から逃亡を図ったゲソムンは、マドゥと共に捕らわれ極刑を宣告される。マノ皇太后の恩赦により刑は免れるが、隋の商団の人夫として引き渡されることになり、再びボヒを抱きしめることなく新羅を去るのだった・・・。一方、隋の文帝ヤン・ギョンは新太子グァンに国政を任せながらも、太子に反発しようとするヤン・スとヤン・リャンの身を案じ「太子を愚弄すべきでない」と忠告する。
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9月18日(金) 第24話「死すとも」
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初戦で高句麗に完敗し、意気消沈する新羅軍。風月主は経験の浅い花郎を出陣させ兵の士気を上げる策に出る。劣勢でも逃げ出さず敵に向かう花郎たちの勇姿は高句麗の将軍にとって驚きであった。一方、ひとり修練を続けていたユシンはついに悟りを開く。同じ頃、巫女チョングァンニョはユシンだけを思い、ある決断をする─。
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9月17日(木) 第23話「思惑」
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独狐皇后の崩御に沈む隋文帝ヤン・ギョンのもとに、新羅の使者が訪れ、高句麗討伐の願いを伝える。またコ・ゴンムの命により高句麗も使者を遣わし、先の戦争の謝罪を文帝に申し出て隋を懐柔する策を講じる。一方、新羅の北漢山(ブッカンサン)城では、新羅王チンピョンが自ら赴き、コ・スン将軍率いる高句麗軍1万の兵と国運を賭けた戦いを始める。この戦いの最中、ヨン・ゲソムンとマドゥは二人で逃亡を図るのだった。
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9月16日(水) 第22話「ゴンムの政策」
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都から遠く離れた辺境の地で奴隷として働かされるヨン・ゲソムンは、同じく奴隷の少年マドゥと出会う。偉ぶるマドゥを無視するゲソムンだったが、材木の下敷きになりかけたマドゥを救ったことから二人は親しくなる。その頃、キム・ユシンはナンスンに与えられた古書の真理を悟るため、ひとり山に籠る。一方、高句麗のヨンヤン王が静養のため王宮を出たあと、弟ゴンムは今後の政策についてヨン・テスに相談する。
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9月15日(火) 第21話「決断」
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罪人として捕らえられたゲソムンに、キム・ユシンは「友としての最後の情けだ。自決して名誉を保て」と剣を差し出す。ユシンの涙を見たゲソムンは、ボヒへの未練を断ち切り自決を覚悟する。新羅のチンピョン王は、キム・ソヒョンから高句麗の横暴な要求を聞き、高句麗との全面戦争を決断する。一方、高句麗ヨンヤン王は引退を決意し、弟ゴンムに国事を任せると宣言するのだった。
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9月14日(月) 第20話「逃亡者」
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ゲソムンの友人ペクソクと諸国を巡る旅に出たユシンは、ペクソクの不審な行動に疑いを感じ、彼が高句麗の密偵であることを見抜く。同じ頃、フムスンの執拗な捜索から逃げ続けるゲソムンとボヒは、束の間、二人だけの幸せな時間を過ごし互いの気持ちを確かめ合うのだった。だがフムスンの兵は間近に迫っていた・・・。一方、隋では、ヤン・グァン新太子の即位式が執り行われる。
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9月11日(金) 第19話「苦渋の選択」
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罪人として処罰を受けることになった隋の太子ヤン・ヨン。弟グァンは兄の無実を父に訴えるが、文帝ヤン・ギョンはこれを退け太子の廃位を決める。そして苦渋の末に新太子の名を告げるのだった。一方高句麗では、コ・ゴンムら官僚たちが、新羅の使者キム・ソヒョンに服従するよう圧力をかける。その頃、新羅では反逆者として追われる身となったゲソムンがボヒと共に万弩(マンノ)郡を目指していた─。
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9月10日(木) 第18話「別れ」
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洞窟で高僧ナンスンに出会ったキム・ユシンは、「自分自身に勝たねば三韓統一の夢は実現しない」と諭され、ナンスンから古書を授かる。チョングァンニョと決別することを決意したユシンは、学びのため諸国周遊の旅にゲソムンを誘うが、ゲソムンはボヒと町を出て行く覚悟を決める。そして二人の駆け落ちを知ったフムスンは、ゲソムンを捕らえるため兵と共にあとを追う。
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9月9日(水) 第17話「罠」
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隋の太子は、次男グァンの差し向けた酒宴に興じていたが、そこへ突然、文帝ヤン・ギョンと皇后が視察に訪れる。太子はこれに気付かず、酒の勢いで皇帝へ失言してしまう。我慢の限度を超えたヤン・ギョンは激怒し、太子派の官僚らを謀反の罪で尋問、太子を自宅軟禁と命じる。その頃、新羅では山奥で修練を続けるユシンとゲソムンが、それぞれの答えを見つけようとしていた─。
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9月8日(火) 第16話「愛と使命」
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キム・ボヒとの駆け落ちを決めたゲソムンは、ボヒの兄フムスンに「身の程知らず」と罵られ、家から出て行くよう命じられる。キム・ユシンはチョングァンニョへ涙ながらに別れを告げるが、彼女を忘れられず花郎の修練にも身が入らない。風月主キム・ヨンチュンの勧めでウォングァン大師を訪ねたユシンは、洞窟で自分自身を見つめ直すよう諭され、ゲソムンと共に向かう。
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9月7日(月) 第15話「嫉妬」
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隋の文帝ヤン・ギョンは独狐(トッコ)皇后の顔色を伺いながら暮らしてきたが、寵愛している側室を皇后によって処刑されたことに激怒し出宮する。それを知った次男グァンは母に「嫉妬に溺れた皇后ではなく、慈悲深い国母の姿を示すように」と謝罪を勧め、また太子には宮中を守るのが務めだと進言する。一方、高句麗では朝廷に莫離支ヨン・テジョが戻ってくる。
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9月4日(金) 第14話「避けられぬ圧力」
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新羅へ赴いたヨン・テスは、高句麗に従うよう記された詔勅を読み上げ、新羅に大きな圧力をかける。その頃、キム・ボヒはゲソムンへの募る思いを伝えるが、ゲソムンは身分の違いを意識するあまり、それに応えることができないでいた。また、キム・ユシンとチョングァンニョは互いの気持ちを伝え合い結ばれる。だが、母マンミョンに婚姻を許しを求めるユシンは激しく非難される。
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9月3日(木) 第13話「策略」
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新羅の大花郎(テファラン)キム・ユシンに恋焦がれる巫女チョングァンニョ。だが、歴代の王に仕え、新羅王室の男たちを虜にし思いのままに操ってきた義母ミシル宮主(ルビ:グンジュ)は、娘の恋に猛反対する。一方、隋の王室では文帝ヤン・ギョンの次男グァンが、王位継承者である兄ヨンに威厳を示すよう進言する。また、王の側室であるチン夫人は、グァンが皇帝になるために助力をすると伝える。
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9月2日(水) 第12話「身分の差」
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試験に勝利した花郎のキム・ユシンと郎徒(読み:ナンド)のヨン・ゲソムン。風月主(ルビ:プンウォルチュ)キム・ヨンチュはゲソムンの資質を見抜くが、ゲソムンはユシンの弟フムスンに下僕としての立場を強要される。試験後の宴の夜、巫女チョングァンニョはユシンに、ユシンの妹ボヒはゲソムンへ愛の告白をするのだが・・・。一方高句麗では、ヨンヤン王が記念塔の建設と史書の再編纂によって、天孫の国・高句麗の名を諸国に知らしめる。
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9月1日(火) 第11話「明暗」
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隋との戦いに勝利した高句麗では、凱旋したコ・ゴンム軍の歓迎式が執り行われていたが、莫離支ヨン・テジョは祈祷で体調を崩し、気力を養うために白頭(ルビ:ペクトゥ)山に戻る。一方、隋の文帝ヤン・ギョンは「隋に恥をかかせた」として息子グァンとリャンに自決を命じる。その頃、新羅の花郎の修練場には試験を受ける青年ヨン・ゲソムンの姿があった。彼の運命もまた大きく動こうとしていた─。
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8月31日(月) 第10話「薄明作戦」
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高句麗水郡の突撃隊は、敵艦へ捨て身の攻撃を繰り返していた。死を恐れず、火だるまになりながらも敵に斬り込む早衣の姿に、敵将チュ・ラフは恐れおののく。多くの犠牲を払った高句麗水軍であったが、ついに薄明の時が訪れ隋水軍を撃破する。そして最終決戦。挽回を懸けて死力を尽くす覚悟で臨む隋に対し、高句麗は背水の陣であった。コ・ゴンムが頼みの神風をあきらめたその瞬間、奇跡が起こる─。
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8月28日(金) 第9話「海霧」
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ヤン・リャン軍が伝染病によって壊滅的な打撃を受けていた頃、隋の水軍総官チュ・ラフは4000隻もの戦艦を率いて海路で卑沙城へ向かっていた。迎え撃つ高句麗のコ・ゴンム艦隊は、海霧を利用し衝角船で先制攻撃を仕掛ける。不意を突かれたチュ・ラフ艦隊は後退を余儀なくされる。一方、新羅で使用人として働くヨン・ゲソムンは、主のキム・ソヒョンに勧められ花郎(ファラン)の修練場にいた。
※花郎(ファラン)=新羅の青少年心身修練組織で、劇中では、高句麗の早衣=新羅の花郎の様な意味となっている。
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8月27日(木) 第8話「湿原のワナ」
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卑沙(ルビ:ピサ)城を目指すヤン・リャン軍は、猛暑と遼沢の湿原に行く手を阻まれ進軍が遅れていた。高句麗軍は隋軍の水供給を断ち、隋軍をさらに苦しめる。隋の軍師コ・ギャンや兄ヤン・グァンは退却するようヤン・リャンに忠告するのだが、高句麗を滅ぼすことに執念を燃やすヤン・リャンは、これを聞き入れようとはしない。だが、突如湿原に暗雲が垂れ込め、“呪われた土地”が隋の兵士に襲いかかる─。
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8月26日(水) 第7話「遼河(ヨハ)の決戦」
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ヨンヤン王率いる高句麗軍と、ヤン・リャン率いる隋軍は、ついに遼河での決戦を迎える。隋軍は対岸の敵軍を目指し凍結した川の氷上を進攻するのだが、高句麗の巧妙な戦略により、その数時間後に大敗する。勝利に湧く高句麗軍。遅れて出兵した弟ゴンムに後を託し、ヨンヤン王はヨン・テスの勧めで一旦、都へ戻る。一方、敗戦の知らせを受けた隋の文帝ヤン・ギョンは再び高句麗に兵を送る。
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8月25日(火) 第6話「策士ヨン・テジョ」
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ヨンヤン王は進軍を続け遼沢(ルビ:ヨテク)の平原に本陣を構える。ヨンス率いる早衣たちは奇襲攻撃で隋のヤン・リャン軍から10万本の矢を奪い、カン将軍率いる高句麗軍と靺鞨(ルビ:マルガル)族は、決戦の場・遼河(ルビ:ヨハ)まで敵を誘い出すことに成功。わずかな兵で隋軍を翻弄したこの快挙は、すべて莫離支ヨン・テジョの策であった。一方、高句麗のコ・ゴンムは臣下を説得し参戦を決断する─。
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8月24日(月) 第5話「大国の威信」
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キム・ソヒョンの次男フムスンはヨン・ゲソムンに馬車の踏み台になれと命令するが、長男ユシンと長女ボヒはフムスンをとがめる。高句麗の宣戦布告に動揺を隠せない隋の文帝ヤン・ギョンは、末子のヤン・リャンに軍を率いて高句麗と戦うよう命じる。一方、高句麗の水軍で指揮を執るコ・ゴンムは「平価の遠征は大火を招く火種だ」と莫離支(ルビ:マンニジ)ヨン・テジョへ詰め寄る。
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8月21日(金) 第4話「西土(ソト)へ!」
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刺客に襲われながらも何とか一命をとりとめたヨン・ゲソムンは新羅の地方太守キム・ソヒョン家の使用人となる。一方、ヨンヤン王は服従を求める隋に憤りを隠せず、弟ゴンムや褥薩(ルビ:ヨクサル)の反対を無視し、「西土(ルビ:ソト)へ攻め入る」と自ら戦地へ赴くことを宣言。隋の使者の首を隋の文帝ヤン・ギョンへ送りつけるのだった。西暦598年2月、高句麗の先制攻撃によって後世に語り継がれる壮絶な大戦の幕が開ける─。
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8月20日(木) 第3話「予言の子」
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時は遡り、雪に覆われた早衣(ルビ:チョイ)の修練場に両親を知らずに育ったヨン・ゲソムン少年がいた。彼はある予言により叔父ヨン・テスの刺客に追われ、高句麗から逃亡させられることになる。その頃、高句麗のヨンヤン王のもとに隋の使者が訪れ、隋に屈するようにとの詔勅を読み上げる。だが、王は使者を軟禁し、国の存亡を懸けて隋に宣戦布告することを決意する。
※早衣=高句麗の武芸修練集団
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8月19日(水) 第2話「生涯の好敵手」
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ヨン・ゲソムンは唐軍が安市城の前に築いた土手を奇襲攻撃で奪取する。快勝に浮き立つ部下にヨン・ゲソムンは「敵がイ・セミンであるので安心はできない」と戒める。一方、イ・セミンはこの戦いで深手を負うが、その身に受けた屈辱を晴らすためにも土手の奪還を命じるのであった。長期戦の末、両軍共に苦しい状況に陥っていたが、ついにヨン・ゲソムンの待ち望んでいたのろしが上がる─。
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8月18日(火) 第1話「運命の血戦」
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西暦645年、高句麗・ポジャン王の治世。唐の皇帝イ・セミンは30万の兵を率いて高句麗に侵攻し、最後の陥落標的、城主ヤン・マンチュンが治める安市(ルビ:アンシ)城に攻撃を繰り返していた。しかし、安市城で指揮を執っていたのは、高句麗の大莫離支(ルビ:テマンニジ)ヨン・ゲソムンであった。彼はイ・セミン軍の攻撃に屈することなく攻防を続け、すでに3ヶ月もの間、城を守りぬいていた。